巷では、料理の使い回しや、硫化水素や、聖火の登頂と いった 『ありえない出来事』 が有り得ていて驚きます。 有り得ているのですから有り得ないという表現は間違って いるのですが、この表現がぴったりの世の中になってきた ことに呆れながらも、この不可解な現世を生きているので すから、直視するしかないのでしょうなぁ。
『ありがとう』 という言葉があります。 これは有り難いが語源です。有り難い ことをして頂いたお礼の表現ですが、 上記の有り得ないは有り難いの更に 強い表現ですから、ありがとうより 更に謝意を強調してお礼を言うときに は 『ありえのう』 を使ってはどうでしょうか?有り得ない ことをしていただいた御礼は 『ありえのうございます』 と いった按配です。
有りえない事というのは、現実には有り得ないのですから、 おこるはずのない事象を言葉にするそのスタート時点がもう 破たんしているこの表現ですが、有り難いことが日常茶飯 に頻発し、あまつさえ有り得ないと言う他無い事態がこうも 多々起っては、最早言語も有り得なくあらねば世の中に 通用いたしますまい。
こんなことに慣れてしまってはいけないと思いますが、 「やだー、ありえな〜い」 と切り捨ててしまわずに、 きちんと現実を生きていかなければと思います。
|