indexpastwill
2008年11月09日(日)   そして新しい背骨が

配達記録で新しい背骨が届けられる。封筒から出し、しみじみと眺めてみて慄然とする。本当に、こんなものが、私の新しい背骨になるのか。本当に、こんなものを、背負えるのか。厚生労働大臣の署名と印が押されたその背骨は、たしかにつるんとしていて強そうで、迷いがなさそうに見える。今年のはじめに送られてきて、そのまま本棚にしまってあるもう1本の背骨とあわせれば、さぞかし立派な背骨になることだろう。けれど、私はこの無骨で、無粋で、融通が利かなさそうな背骨を愛せそうにない。それにそもそも、似合いそうにない。

今頃私の盗まれた背骨は、どこかの古書店の片隅で寂しそうにしているのではないだろうか。探しにいってやらなければ、どんなにたいした背骨でなかったとしても、私はあの背骨を愛していたのだ、不器用で、感情的で、メランコリックで、頼りなく脆いあの背骨。

ああ、けれどもう、手遅れなのか。それとももう、潮時なのか。

今夜は背中が疼くようだ。


nadja. |mailblog