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2008年10月23日(木)   どこか或る家

「家」を構成している3人の女がとても似ているということに気づいて軽い絶望を覚えた。3人が3人とも別のところに住んで勝手気ままに生きている、というのがうちの家の表面的な構図だが、実際は3人ともが「どこか或る家」に閉じ込められていて、互いの自由を奪い合っている。そんな家はどこにもないのだ。なのに3人ともが過剰にやさしい部分を持っているがゆえに、時折そんな家がぼんやりと幻影のように浮かびあがる。祖母と母と私を貫くこの致命的なやさしさが、私たちを損なっている。


nadja. |mailblog