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大学に籍を置いていたころは、窓の外が白んでから眠るのがあたりまえで、一限目の講義などまともに出られた試しがなかった。「朝が苦手だから」と事あるごとに口にして、毎朝同じ時間に起きて毎朝同じ電車に乗るなんてとてもとても信じられない、と肩をすくめていたけれど、いまでは毎朝7時に起きてお弁当を作り、毎朝8時過ぎには家を出て、毎朝8時13分の地下鉄に乗る。
粛々と、うつむき加減に歩く。
一歩ずつ、あきらめる。
そのことを非本来的な現存在の在り方、という勇気など、とっくにない。
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