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2008年06月23日(月)   space dog

人の孤独などたかが知れている、と書いた。だがその犬の孤独を思うのもやはり人なのであった。孤独な金属の塊に閉じ込められ、極限の緊張状態を強いられて、張り裂けんばかりに波打ったであろう小さな心臓を思うのも、この世の誰も行ったことのない遠さまで、たった一人で運ばれていくことの底知れぬ不安を思うのも、やはり人なのであった。犬は自分の孤独を知らない。そのことの残酷さを思うのもまた、人なのであった。


nadja. |mailblog