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2008年03月25日(火)   sabotage

私の右の耳からは真っ赤な蛆虫がぞろぞろと這い出しているというのに
私の左の耳からは身勝手な言葉がぞろぞろとしのびこんでくる

窓の外では染井吉野が三分咲き
2本の電話で自由を買って
神社のベンチで猫を膝に乗せていた

その子はこの冬捨てられたんです、去勢までしてるんですよ、なのに
引っ越すときにでも邪魔になったのか段ボールに入れられてね、なのに
人が好きなんです、
人が大好きなんですよ、
そうかい、だけど、私は人が嫌いだよ、
人なんか大嫌い、
もしも私が猫であったなら決して人の膝には乗るまい
片っぱしからひっかいて傷つけて、蹴られて追われてのたれ死ぬ

喉をならしていた猫はいつしかそのまま眠りこみ
私は若くして命を絶った「天才作家」の小説を読んだ

さてそれで、耳の掃除はできましたか。


nadja. |mailblog