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2008年01月03日(木)   and i do apologize...

こんな日くらいは仲の良い家族のふりをしてみたくて、いつの間にやら背の小さくなった母の腕をとって繁華街を歩く。母と歩くことを恥ずかしく思うようになったのはいつのことだったか。その間に母はスタイリッシュな街並みから取り残されて、随分老いた。

明日からもまたうまくやっていく自信なんかない。多分すぐに罵りあって、否定しあって、叫び散らして、傷つけあう。それでも、一人っ子である以上、貴女のこれからを背負っていくのは私で、貴女の最期を看取るのも私だ。こたつに足をつっこんで正月番組を見ていると保険会社のあてつけがましいCMが流れるものだから、唐突に昔撮った古い写真を思い出す。明るい色の髪をした貴女はまだ若々しくて、私をジーンズの膝に乗せてパンダの人形にまたがり、こちらに向かって手を振りながら笑っている。貴女は幸せそうだ、とってもとっても幸せそうに見える。なのに貴女はそんなに老いて、そんなに小さくなり、弱くなり、そして私は貴女から逃げている。

貴女のために何が出来るだろうかと、今夜は真剣に考えた。


nadja. |mailblog