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2007年01月17日(水)   死者と生者

生者による、生者のための儀式を終えて、そして生者の日々は続く。柩に納められた小さな犬のぬいぐるみが、いにしえのアヌビス神のように彼女を慰めてくれればよいのだけれど、などというのも、生者の勝手な感傷である。小糠雨が降りしきる、沈痛な告別式であった。

バーチャル・リアリティとはいえど、半分は「リアル」の成分で成り立っている。彼女の言葉は二度と更新されることはないし、とぼけた顔で眠る犬の写真の背景がオレンジ色に反転することもない。それらはリアルにおける不在よりもよりあからさまな形で彼女の不在を告げ知らせるだろう。

冥福を祈る。


nadja. |mailblog