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闘ったヒト。 死にたがり。 バカヤロウ。 純粋なまま 汚れなきまま 死んでしまうなんて卑怯だ。 「何でもいい、 これが正しいのだと信じてうそをつけ」 そう、書いたくせに。 うそを吐きうそを重ねうそに塗れて うそに溺れうそに酔いうそを信じて 狡猾に 私は生き延びた。 だって月が見たいのだもの。空が見たいのだもの。歌いたいし、踊りたいし、笑いたいし、泣きたい。愛したり、愛されたり、憎んだり、憎まれたり、信じたり、裏切られたり、許したり、許されたり、したい。 それらのすべてがうそでも、いつわりでも、かまわないじゃないか。 なんだって、どんなだって、かまわない。 そう、思うようになったことを、私は己の堕落だとはみなさない。 +++ 『友よ私が死んだからとて―長沢延子遺稿集』読了。 |