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2006年10月06日(金)   バカヤロウ

お風呂で大粒の涙をこぼした頃多分、空から雨が落ちてきて、月を隠してしまった。

闘ったヒト。
死にたがり。
バカヤロウ。

純粋なまま
汚れなきまま
死んでしまうなんて卑怯だ。

「何でもいい、
これが正しいのだと信じてうそをつけ」

そう、書いたくせに。

うそを吐きうそを重ねうそに塗れて
うそに溺れうそに酔いうそを信じて

狡猾に

私は生き延びた。

だって月が見たいのだもの。空が見たいのだもの。歌いたいし、踊りたいし、笑いたいし、泣きたい。愛したり、愛されたり、憎んだり、憎まれたり、信じたり、裏切られたり、許したり、許されたり、したい。

それらのすべてがうそでも、いつわりでも、かまわないじゃないか。

なんだって、どんなだって、かまわない。

そう、思うようになったことを、私は己の堕落だとはみなさない。

+++

『友よ私が死んだからとて―長沢延子遺稿集』読了。


nadja. |mailblog