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高校1年生のとき、教師に髪を無理矢理切られたことがある。「校則」に違反して、「大阪一の進学校」にあるまじき、真っ茶色の髪をしていた私が悪いのだけれど、あのときの憤りと悲しさ、そして髪が触れなくなった肩の寂しさはトラウマになっていて、その後の性格形成に深く深く影を落としている。 卒業式の翌日に髪を金髪にし、その髪で大学の門をくぐった。その後一度だけ、髪を青く染め、顎のラインまで切り落としたのは、喉を切って血を吐いた直後だった。 カラーリングとストレートパーマで傷みきった髪を、それでも伸ばし続けるのは私がまだ「何か」を諦めていないからなのだろう。5センチほどの毛束が床に落ちるのを見て、「ちょっと!」と悲鳴にも似た大きな声をあげた。 審美的な観点から、切ったほうが良い、というのは、分かっているのだが。 それでも背中が、少し寂しい。 |