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たかだか2週間禁酒できない祖母に愛想を尽かしそうになりながら、ようよう居場所がない。 そんなものははじめからない。 屈託なく笑う人々の前で、額に汗して働く人々の中で、手を握り合い見つめ合う人々の横で、懸命に生きている人々の只中で、いつだって居場所はなく、自信なさげに口の周りの神経を蠕動させながら視線を泳がせ不安の色を押し隠す。 少し冷房を入れただけで寒い寒いというくせに、今日のこの部屋は随分と冷え切っているじゃあないか。 貴方の隣に、身体を横たえていいですか。 |