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2006年06月03日(土)   そしてすぐに忘れる

ウシ模様の同輩を伴って病院に行く。

それにしてもウシ模様の同輩の担当医はハンサムである。ハンサムという言葉の有効性については先月までなら気をもんだであろうが「何も気にしない」のが流儀である以上どうでもいい。先月駆けつけたときはこちらに余裕がまったくなかったので気づきもしなかったが具合が落ち着いてきて世間話のひとつやふたつも交わすようになってからはまぁなんときれいな顔であろうかとみとれてしまうこともしばしである。そして手が美しい。ギタリストの手にはかなわないであろうが。

しかし私はもうヒトとしての外殻を失ってしまっているのでそれもやはりどうでもいいことだ。診察台の上で美しい手に身体を押さえつけられているウシ模様の同輩が少し羨ましかったがあとで聞いたところによると肉球に汗をかいてしまうくらい怖いらしい。

そんな怖い思いをしても家に帰った瞬間ケロリとした顔でエサをねだってみせるのだから「すぐに忘れる」というのも彼らの重要な流儀のひとつである。どうでもいいし、すぐに忘れる。なんて素晴らしい生き方なのだろう。


nadja. |mailblog