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2006年04月17日(月)   3年前からの呼び声

ぎりぎりぎりぎり、と世界のどこかでねじまき鳥がネジを巻いたのかもしれなかった。その瞬間世界が逆流しはじめた。時計の針が急速に左に回りはじめ、私は人の流れを、時の流れを遡ってゆく。

牧場にたどり着く前に勤めていた会社から、電話がかかってきた。まるで見計らったかのように。絶妙のタイミングで。3年前からかかってきた突然の電話はどこか啓示めいていた。

請けるか。

それでは私の時間はぴったりと円環を描いて閉じられる。

まるでどうもがいても割れないシャボン玉の中に閉じ込められているような気分だ。

その反面で、あそこで4ヶ月働いてから牧場に行ったのだからあそこで4ヶ月働かないとこの「ターム」は終わらないのかもしれない、という気もしている。何事にも象徴的な意味合いを付与したがる悪い癖だけれど。

それとも。

何もかもが3年前のまま戻ってくるのか。ねじまき鳥が奇跡を起こすのか。

***

はっ、奇跡って何さ。

答えを空に投げた。


nadja. |mailblog