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ある日私は気づいたの、これは無駄でこれは無駄ではない、と考えるとき、そこには救いがたい厚かましさがあるんだ、ってことに。それじゃ聞くけどヒツジくん、もし仮にキミが昨日の休みを何かキミ自身「有意義だ」と感じられるようなやり方で過ごしたとしてみよう、まあ、多分、それって、本を読んだ、とか、映画を見た、とか、その程度のことでしょ? それを無駄でない、と思うのははっきり言ってキミだけなのであって、キミの「有意義」なんかちょっと視点をかえればすぐ「無駄」にとって代わられる。すべての「有意義」は所詮そういうものなのよ。キミが一日眠って過ごしたからってそれを無駄だと思うのはキミ自身がまだ、何か有意義なことができるんじゃないか、って思い込んでるせいでしかないの。いいこと、キミに一つ、呪いをかけてあげるわ、キミには、無駄なことしか、できない。 おいおい、なんだよ、その展開は、と黒い羊は頭を抱える。ズキズキと疼くような痛みが止まらないのはもしかしてこの女のせいなんじゃあないだろうか。 |