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結局うやむやなまんま、けれど何故か同じ駅で降り、その人は自転車に乗って南へ、私は歩いて西へ向かった。 東京に転勤になった、というのは聞いたし、大阪にまた戻ってきた、というのも聞いた、からもしかしたら本当にその人だったかもしれない。私がなんとなく覚えている面立ちからすると幾分痩せてすっきりしていた。その人の記憶の中の私は幾分どころかかなりぽっちゃりしていることだろう、そしてこんなに疲れていない。 どのくらい前のことだったのか思いだすのも困難で、今紙に書いて計算してみたらそれは5年も前のことだった。 5年もの間、飽きもせず、肉を、骨を、削り続けている。 |