月に舞う桜

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2022年09月14日(水) ラポールのバスでさえ

ラポールの送迎バスは車椅子が3台しか乗れない(車体によっては2台しか乗れないバスもある)。
どんなに座席が空いていても、4人目の車椅子ユーザーは乗れない。

例えば、

車椅子、車椅子、車椅子、車椅子(私)、二足歩行者、二足歩行者、二足歩行者……

と並んでいた場合、私だけが乗れない。

こんなの、座席の一部を跳ね上げ式に改良すればいいだけじゃない?
基本的には二足歩行者(非車椅子ユーザー)用の座席だけど、列の並び順によっては臨機応変に跳ね上げて、車椅子ユーザー用のスペースを増やせるようにすれば。
こういう要望しても、全然改善されないしね。

私が4人目の車椅子ユーザーだった場合、私の後ろに並んだ非車椅子ユーザーがどんどん乗っていって、私(と私の後ろの車椅子ユーザー)だけが取り残されるの、本当に理不尽。
町なかの普通の路線バスじゃなく、障害者スポーツ文化センターと銘打ったラポールの送迎バスでさえ、これ。
何が腹立つって、こういう個別の事案そのものより、障害者として生きてると同じようなことが無数にあるってことよ。
で、乗務員は「もう車椅子は乗れないので次のバスを〜」と悪びれもせず、まるでそれが当たり前みたいに言うし、周囲は何とも思っちゃいない顔で、しれっとバスに乗っていくわけ。

列に並んだ順に乗っていって、私の前で座席が埋まってしまったから乗れないなら、もちろん文句はない。
でも、極端な話、車椅子3台だけ乗せて、座席はガラガラなのに私は取り残されて、ガラ空きのバスを見送る……みたいな目に遭うと、やりきれないよね、人生。

何度も言うけど、障害者スポーツ文化センターのラポールで、これだからね。
車椅子なんだから待たされても後回しにされても当たり前、と思ってるんだよ。
(そう思っていないなら、とっくに改善されているはず)
ふざけるんじゃないよ、まったく。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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