月に舞う桜
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| 2018年05月05日(土) |
Toshl DINE & CONCERT 2018 昼の部 �� |
東京ドームホテルでおこなわれたToshl DINE & CONCERT 2018の初日に行った。 これまでDINE & CONCERTには何度か行ったことがあるけど、今回は初めての1日通しだ。 夜は、Toshlがテーマ曲を担当したスマホRPGゲーム『ORDINAL STRATA』に出てくるキャラ「精霊Toshl」のコスプレでデビュー当時みたいに金髪を逆立てる、しかもそのToshlとツーショット写真を撮れるってことで、絶対行きたかった。昼はアコースティックライブで、夜とは違うコンセプトだから、こちらも諦めきれず……。結局、勢いで通しを申し込んでしまったのだった。
長丁場だからメイク道具もしっかり持参して、東京ドームホテルへ。DSで来るたびに思うけど、地下にあるのに宴会場名が「天空」とは、これいかに。 DVDを買って握手券をゲット。受付でスタッフ(マネージャーさんかな?)に手紙を預けたら、「確実にお渡しします!」と言ってくれて気持ち良かった。 席は前から3列目の真ん中あたりのテーブルで、ステージが見やすかった。 ランチは着席ビュッフェで、ターンテーブルにテーブル人数分の料理が大皿で置かれていた。ランチだからそんなにボリュームないかなと高をくくっていたら、デザートも入れて8品も! 1品あたりは少量だけど、シーフードも鶏も豚も牛肉もあり、結構がっつり。デザートのキャラメルムースが案外さっぱりしていて美味しかった。いつもながら、料理も含めて撮影禁止なのが残念なところ。記念に写真撮っておきたいなあ。 ホテルの人が「夜はお肉などが固まりで出るので、切ってお出ししましょうか?」と言ってくれ、お言葉に甘えることにした(ランチは1品が少量なので切る必要なし)。さすがホテル、嬉しいお気遣いだ。 私のテーブルは一人で参加している人ばかりだったので、人見知りの私でもわりとすぐ打ち解けて話が弾んだ。運営側が席を決めるとき、そういう配慮をしているのだろう。二人組ばかりの中に一人参加がぽつんだと、なかなか話しづらいもんね。ありがたい配慮だわ。
食事が終わってしばらく待つと、BGMで『時の海へ』が流れた。ステージが紫色の照明で照らされる中、サポートピアニストの小瀧俊治さんだけが登場した。 Toshlの登場を心待ちにして胸踊らせながら手拍子していると、BGMが途中でフェードアウトし、派手な照明もいったん止んで、代わりに客席が再び明るくなった。 Toshlのいないステージで小瀧さんが一人、ピアノでイントロを奏で始める。 1曲目は『Grace』だった。
【セットリスト】 Grace 星空のネプチューン いつまでも どこまでも 雨音 Bohemian Rhapsody Unfinished Forever Love 時の海へ オルガスム マスカレイド CRYSTAL MEMORIES Morning Glory
ピアノのイントロが終わる直前、後ろの扉、つまり私たちが会場への出入りに使う扉が開いて、Toshlが入ってきた。名古屋公演か大阪公演、あるいはその両方だったか、Toshlが客用の扉から登場したという情報をネットで見ていたから、この登場を予想してはいた。けれども、実際にそうやってステージ袖からじゃなく客席側の扉から登場されると、Toshlを近しく感じてちょっと感動である。 Toshlは歌いながら、ゆっくり客席を回った。 シンプルな黒のインナーとジャケットという出で立ちで、全身すっきりとした黒でまとめている。トゲトゲやピカピカ、ごてごてした衣装より、こういうシンプルな装いのほうがいいと思うよ。痩せて見えるし。
豊かな歌声が会場に広がる。Toshlはとてもリラックスした表情で歌っていて、今まで聴いた『Grace』の中でも一番やさしくて柔らかく感じた。 テーブルの間を歩きながらマイクを持っていないほうの手を伸ばして、一人一人とソフトタッチしていく。途中、まだ歌が続いているのに、空いている席に腰かけて「料理、もったいないじゃん」と言ってテーブルに残った料理をつまみ食いする場面も(私のところからはっきり見えなかったけれど、さすがに誰かの食べ残しを食べたりはしないだろうから、ターンテーブルの大皿に残っていたものだろう)。歌は極上なのに、1曲目からそういうお茶目で素の表情を見せてくれるのが嬉しい。 一口食べたら、すぐ歌に復帰。 そして、だんだん近づいてきて、私のすぐそばへ。軽く、手に触れることができた。一瞬でもこんな真横で歌ってくれるなんて、初めての経験だ。もうこれだけで、来て良かったと思える。
それから、遠くのテーブルを回るToshlを眺めていたら、何だかジーンとした。嬉しいのは近くに来てくれたときだけど、遠くにいるときのほうが胸にこみ上げるものがあるのは不思議だ。遠くと言っても、ステージの上じゃない。私たちの間を歩いている。だから、感動するんだろう。私たちと同じ場所に下りて、私たちの間で歌うことを、単なるファンサービスじゃなく、Toshlがそれを楽しんでいるように感じられる。 Toshlの歌声と嬉しそうな表情と「My Love 永遠へと続く」という歌詞とが相まって、至福の空間を作り上げる。 この曲、いい歌だな……と、改めて噛みしめた。
ちょうど曲が終わるころ、広い客席を回り終わってステージに上がった。何とうまいペース配分!
Toshl「こんにちは。昼の部は今までの集大成ということで、なるべくシンプルなアレンジでじっくり聴いていただける曲を用意しました」
ここ1年くらいかな、Toshlは自分の歌に自信を持てているんだなというのが伝わってくるようになった。YOSHIKIの要望に応えられないとか、X JAPANのヴォーカリストとしてふさわしくないんじゃないかとか、そんなToshlはおそらくもういない。歌うことに自信があって、自分の歌が人にどれほど求められているかを分かっているから、「歌をしっかり伝えたい、届けたい」という想いが強くなったのだと思う。歌を伝えたいと思ってくれることも、しっかりじっくり聴かせてくれることも、嬉しい。
(続く)
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