月に舞う桜
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| 2016年10月16日(日) |
【10/14】Visual Japan Summit(XJAPANと無敵バンド)�� |
Visual Japan Summit初日のXJAPANおよび無敵バンドのライブの続き。
紅が終わると、Toshlだけがステージに残って話す。
Toshl「YOSHIKIの声を聞かせてあげよう。YOSHIKI……あれ、どっか行っちゃった」
YOSHIKIは後ろに消えていたけれど、すぐに戻ってきた。YOSHIKIの姿を見て「あ、帰ってきた」と言うToshlがとってもかわいくて笑ってしまった。
YOSHIKI「元気? 今日はこんなにたくさんの素晴らしいバンドに集まって頂けて感謝しています。Toshl、今日は最初X-SUGINAMIが出て、しょっぱなからBLUE BLOODやったんだって」
X-SUGINAMIはXのコピーバンドで、初期Xのコスでトップバッターを務めていた。BLUE BLOODと聞いて、客席から「やって―!」との声が上がったけれど、YOSHIKIに「やだ!」と即答されてしまう。
YOSHIKI「Toshl、24年前のエクスタシーサミットはどうだった?」
Toshl「武道館でやったんだよね。僕とYOSHIKIが花嫁衣裳を着た。契りを交わしたんですよ」
YOSHIKI「スタッフ、明日までに花嫁衣装を用意して!」
すかさず手でバツを作るToshl。マイクを交互に持ってこういうやり取りするんだもの、萌えざるを得ない。
YOSHIKI「SUGIZOには着ぐるみを着せて。俺はポケモンでも着ようかな。もう24年前だもんね。この中で23歳以下の人っている?」
客席から、結構な数の手が上がった。すごいね、若い人もいっぱいいるよ。
YOSHIKI「俺たちも少しは大人になったからね。PATAも元気になったし。PATAの新しいあだ名、知ってる? 病み上がりのPATA」
それは、あだ名とは言わないよ、うん。
YOSHIKI「みんな、PATAに酒飲むなって言ってあげて」
客席「酒飲むなー!」
YOSHIKI「タバコ吸うなって言ってあげて」
客席「タバコ吸うなー!」
袖からPATAがちょっと顔を見せて、手でバツを作っていた。こんにゃろー、酒飲むつもりか!
YOSHIKI「PATAが元気になって本当に良かったよ。Toshlもいろいろあったけど……」
YOSHIKIのその言葉を受けて、Toshlが両腕で頭の上に大きなマルを作った。そのマルが、自分の人生を肯定している証だといいなと思う。
YOSHIKIは片手でマイクを握って「これからも自由に音楽を……」と言いながら、もう片方の手でピアノを弾いていた。次はBorn To Be Freeだなと、予想する。 YOSHIKIがToshlに「ボーカル用のマイク、俺が持ってるよ」と声を掛け、Toshlが「返してくれるの? 返してくれてありがと」と答えてマイクを受け取る。が、すぐにYOSHIKIがToshlを呼びとめて、マイクを欲しそうにする。 「なに? まだ何かしゃべりたいの?」と言ってマイクを貸してあげるToshl。そのやり取りも、萌えずにはいられない。
YOSHIKI「次、新曲だっけ? 俺のリストに入ってないよ。なんで? 俺、違う曲を弾こうとしちゃった」
YOSHIKI、ピアノの脇に置いてある「リスト」とやらを見ながら、慌てる。うん、絶対、Born To Be Free を弾こうとしてたよね。でも、セットリストは違うらしい。 YOSHIKIが「もうすぐ映画が公開されると思うけど、映画の曲を作りました」と説明して、新曲を少しだけ披露してくれた。タイトルはLa Venusというらしい。 YOSHIKIのピアノと、Toshlのボーカル。最初は低音で、Toshlの声の深さが出ている。それから、一気に高音へ。私は一度聴いただけでは曲を覚えられないのだけれど、去年横浜アリーナで聴いた新曲Angelよりも、たぶん好きだ。フルコーラスを聴ける日が待ち遠しいなあ。
次こそ、Born To Be Freeだった。PATAとHEATHとSUGIZOは出たり入ったり忙しい。 その次のXでは、YOSHIKIが「We are!」と叫びまくる途中でSUGIZOにも叫ばせ、HEATHにも肩を叩いて「We are!」を促し、そして、PATAにもマイクを向けた。PATAは自分でマイクを手に取り、力いっぱい「We are!」と叫んでくれた。なんて珍しい光景。PATAの表情は、ステージに復帰できたことの喜びに満ちていた。
Xが終わると5人とも一旦退場したけれど、そんなに待たずにWORLD ANTHEMが流れた。 WORLD ANTHEMではメンバーの名前がアナウンスされるのだけれど、HEATHの名前がコールされたとき本人がまだステージに出てなくて、Toshlが気にかけてステージ袖を見ていた。特に慌てるふうでもなく悠然と登場したHEATHは、白いシャツにお色直ししていた。何色のシャツであれ、上の方のボタンを開けて胸元をちら見せするのが今日のスタイルのようだ。HEATHは自分のかっこ良さと客が求めているものを分かってるよね!
ENDLESS RAINから、SUGIZOのバイオリンを挟んでART OF LIFEへ。この流れは定番化している。 ライブが始まる前に携帯で歌詞をチェックしたおかげで、ENDLESS RAINはちゃんと歌えた。昔はどの曲も完璧に暗記していたのに、ここ何回かのライブは1番と2番がごっちゃになったり、歌詞がすっぽり飛んでしまったりすることがあった。ENDLESS RAIN然り。 ART OF LIFEはToshlの声がしんどそうだった。でも私は、決してきれいな声ではないけれどToshlが魂の奥底から気力で絞り出すような、締めくくりの「イン マイ ラーイフッ!」が結構好きだ。
ART OF LIFEが終わると、5人が並んで万歳し、ステージを後にした。それからまたしばらく待って、無敵バンド。この時点で、すでに終演時間を大幅に過ぎていた。ホテルを取っているとは言え、時間が気になり始めるところ。 無敵バンドというのは、まあ要するに、出演したバンドがみんなステージに出てきて、入り乱れて盛り上がるというものだ。
まずはToshlとLUNA SEAのRYUICHI、それからGLAYのTERUが出てきた。ボーカリストが3人も出てきて喋り出すと、安定感と安心感がある。 TERUは、このフェスの詳細を「3日前に知らされた」と言った。RYUICHIは、「うちは、それよりは少し前だったけど」と。するとToshlが「君たち甘いよ。僕なんか、すべてを知ったのは今朝の5時半だから」と声高に訴え、会場がどよめいた。TERUもRYUICHIも大変だねー、と思ったけれど、さらに上を行くXJAPANであった。 3人に紹介されて、参加バンドの面々が次々にステージへ。最後にYOSHIKIがギターを持って登場し、無敵バンドのドラムを叩いてくれるスペシャルメンバーとして、ラルクのドラマーを紹介した(ラルクとしては、今回のフェスに参加していない)。 1曲目は、全然知らない洋楽だった(あとで調べたら、セックスピストルズの曲らしい)。初日だけで15組以上のバンドが出ているので、ステージは満員である。演奏を担当していない人たちは、無敵と書かれた応援団みたいな旗を振ったり、客席を煽ったりしていた。X-SUGINAMIの団長(ボーカルで、初期TOSHIのコスをしている)が、Toshlと一つのマイクで嬉しそうに歌っていた。おお、新旧のToshlだぜ!と心躍る。
1曲目が終わると、YOSHIKIの紹介で、なんとKISSのジーン・シモンズが登場した。うわぁ、ジーン・シモンズが来ちゃったよ!でも、おなじみのメイクはしてなくて、ノーメイクだけど。 で、KISSの曲をやった(タイトルは聞き取れず)。ジーンは日本語で「ミナサーン!」とか「アリガトウ!」とか、曲の合間の掛け声で「イチ、ニ、サン!」と言っていた。 KISSは、小学生だったToshlやYOSHIKIが衝撃と影響を受け、憧れたバンドだ。YOSHIKIはジーンにぴったりくっついて、ギターを弾きながら、珍しいことに歌っていた。にこにこ、キラキラした表情で、まるで少年のよう。Toshlも、YOSHIKIに負けないくらい嬉しそうに、少年の顔で歌っていた。PATAもにこにこしていた。彼らが嬉しそうでよかったなあと、目を細めた。
幕張メッセから駅までの道、客席もステージも熱く温かく盛り上がって、いいフェスだったなと思いながら、冷たいはずの夜の風も全然寒く感じなかった。
(完)
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