月に舞う桜

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2015年07月21日(火) 【7/20】魔夏の夜 Toshl ロック祭り〜ライブ編��

7/20に赤坂BLITZで行われた「魔夏の夜 Toshl ロック祭り」の続きです。

かなり暑い日で、VIPタイムが終わってライブ開演を待つ間、気分が悪くなってスタッフに外へ連れ出される人もいた。しっかり水分補給しながら、最後まで気合いで頑張らねば!

セットリスト↓
CRYSTAL ROCK
Love Is MARIA
Sadistic Desire
Joker
Carry On
Love Dynamics
Dear My Friends
群青の夕紅れ
武士JAPAN(HEATH参加)
オルガスム
===アンンコール===
Say Anything(CUTTとのデュエット)
Beautiful Harmony
雨音

ステージ前方に、小さめのドラムセットが組まれた。後方にはちゃんとShinya用の立派なドラムセットがある。ということは、前方のドラムはToshl用だなと思って、ドキドキわくわくする。

Toshlはスパンコールのついたジャケットで登場した。CRYSTAL ROCK KNIGHTSメンバーも登場。予想通り、Toshlはドラムの椅子に座り、ヘッドマイクを付けた。YOSHIKIのようにドラムスティックでXを作り、スティックの先からは緑のレーザー光線が伸びていた。
ドラムを叩きながら、CRYSTAL ROCKを歌う。すごいなー、どんどんドラムがうまくなるねえ。
間奏で、ドラムを蹴り倒した。4/29のDINE & CONCERTでピアノの椅子を蹴り倒したときも思ったのだけど、そういうのはYOSHIKIに任せておいたらいいんじゃないだろうか……。いや、まあ、Toshlがやりたいなら良いんだけども、どうしてもYOSHIKIのほうがサマになるのよね。Toshlがやると、頑張ってる感が否めない。
ばらばらになったドラムセットはスタッフが撤収し、後半はスタンドマイクで歌っていた。ドラム叩きながらもカッコいいのだけど、私はスタンドマイクスタイルのほうが好き。

CRYSTAL ROCKではToshlに釘付けだったけれど、続いてのLove Is MARIAで、改めてバンド全体を見渡す余裕が出てきた。
バックボーカルで参加しているCUTTがギターも弾いていた。ドラムのShinyaは編みこんだ長いエクステを付けていて、昔のYOSHIKIを思わせる風貌だった。

CRYSTAL ROCKもLove Is MARIAもかなり力強い歌声で、初っ端からボルテージは最高潮。
Love Is MARIAのあと

Toshl「魔夏の夜ToshIロック祭りへようこそ! 今日はお前たちの大好きな肉弾戦だぜ!」

そしてそして!

Toshl「サディスティック!」

この一言で、思わず歓喜の叫び声をあげてしまった。会場中、さらにヒートアップ。

Toshl「Sadistic Desire!!」

Sadistic Desireは、XJAPANのライブも含めて、生で聴いたことがない。今後も、聴ける機会はないかもしれないと諦めかけていた曲の一つだ。それが、今日ここで聴けるなんて、めちゃくちゃ嬉しすぎるじゃないか!

ぐるぐる回りながら、暑さも年齢ももろともせずにパワフルに歌うToshl。
正直、私はToshlのボーカルを聴きに来ているので、バックボーカルはなくてもいいのになぁ、なんて思っていた(ごめんなさい)。
でも、Sadistic Desireで考えを改めることになる。バンドメンバーの声が重なることで曲に一体感と厚みを生み出していて、「この曲を聴けて良かった!」という感激が増した。ただし、私が一番かっこよく感じたのは、バックボーカルで参加しているメンバーではなく、ベースの明徳のデスボイス。彼の声、Sadistic Desireにすごく合う。
Sadistic Desireは、hideの作曲だ。右側でギターを弾いているのがhideだったらなあ、と思う。けれど、そこにある気持ちはかなしいだけでも寂しいだけでもなくて、誇らしさも混じっていたんだ。いまを生きている誇り。そして、hideがいなくても、若いギタリストたちがこの曲を引き継いで、しっかり魂を入れて弾いてくれていることが、心の底から誇らしく思えた。
誇りを胸に、サビの英語詞を力の限りに叫ぶ。
Sadistic DesireはXJAPANの曲だけど、ちゃんと、CRYSTAL ROCK KNIGHTSの曲にもなっていた。
歌いながらカメラに向かってピースサインや投げキッスするToshlがかわいい。

Sadistic Desireが終わると、Toshlは私たちももらったうちわを手にした。

Toshl「大丈夫? ちょっと後ろ下がった方がいいんじゃない? 危ないから。ほら、押さない! 扇いでくれるのは嬉しいけど」

最前列のお客さんがかなりステージぎりぎりまで詰め寄っていた。ちょっと心配するToshlくん。

Toshl「じゃあ、うちわタイム行くぜ! Joker!」

そう叫ぶから、またまた歓喜。Jokerは、作曲だけじゃなく作詞もhideだ。XJAPANのライブではhideが作った曲をあまりやらなくなった(DRAINはいつもやるけど)から、こうやってソロライブでやってくれるのは、hideへの愛とリスペクトを感じられて嬉しい。
色とりどりの大きな風船が出てきて、客席とステージを行ったり来たり。Toshlは、うちわで自分やお客さんを扇ぎながら、飛んできた風船を蹴りながら、ときには客席にペットボトルの水を撒いたりもして、とっても楽しそうに歌っていた。その笑顔を見て、私ももっと楽しくなる。風船が頭にぶつからないように、気を付けつつ。

いったん舞台袖に引っ込んだToshlは、ジャケットを脱いで、大きなどくろの付いた黒いTシャツ1枚で出てきた。おお、半袖! 二の腕が出てる! なんて貴重な!

Toshl「じゃあ、ちょっとギター持ってますから」

手にしているのは、おなじみ、深い緑色のギター。客席から、「抹茶ギター!」という声が上がる。

Toshl「そう、抹茶ギター。ギターとともに、20年ぶりにやる曲を」

そう言ってCarry Onをやったけれど、この曲は確か去年のイベントか何かで歌ったんじゃない?
(私は行けなかったけど、セットリストをネットで見た気がする)
Toshlくん、ちょいちょい記憶が飛ぶよね。

こういう曲を聴くと、「XJAPANのボーカルToshl」とはまた違った魅力に溢れていて、ソロのToshlも本当にちゃんと戻ってきたんだなあと実感する。パワーやシャウトやハイトーンだけじゃない、あったかくて優しい、地に足の着いた深くて力強い声。
昔のToshlのソロ曲って、歌詞の日本語の言葉一つ一つがしっかり耳に入ってきて、心の深いところまで届くんだよね。ちゃんと言葉の意味まで伝えようと歌っている感じ。
最近のXJAPANの曲は英語詞がほとんどだから、日本語歌詞を聴くと懐かしくてホッとする。

続いては、Love Dynamicsだった。これも良い曲よねえ。明るくて元気になる。
最後の方で、サビのLove Dynamics♪をみんなで繰り返したのだけれど、4つの音符に「Love Dynamics」って言葉をリズム良く乗せるのが結構難しい。私、とうとう一度もまともにうまく歌えませんでした。ごめんなさい。ちょっと残念でした。また次の機会があったら、絶対リベンジしたいなあ。

Toshl「久しぶりに聴いたでしょ。もしかすると、その時まだ生まれてなかった人もいるかもしれないし、成人だった人もいるかもしれないし、老人だった人もいるかもしれないけど。久しぶりにこの曲をやれてよかったです。
じゃあ、懐かしいついでに……」

ここまで言ったところで、客席から「おお?」と期待の声が。すると、Toshlも「おお?」と返す。そこから、なぜか「おお?」の応酬。で、「おお?」の言い方でPATAのマネに。
Toshlに「(PATAのマネは)もうちょっとドスが効いてなきゃいけないんだよ」と指導される私たち。
さんざんやって、苦笑しつつ、仕切り直し。

Toshl「これは僕から皆さんへのメッセージ、そんな曲です。Dear My Friends」

この曲にこの言葉を添えてくれたことが、嬉しかった。
4/29のDINE & CONCERTでは、口々にいろんな言葉で呼びかける私たちに、Toshlは「勝手に話しかけないで。友達じゃないんだから」って苦笑していた。
それが、今回は、私たちへのメッセージってことでDear My Friendsですよ。
とうとう、友達に昇格した!
こりゃあ、次回のライブでは「ハニー」になるんじゃなかろうか(←妄想)。

しっとり、聴き惚れた。
これからもきっと、かなしいことや嫌なことや腹の立つことはあるだろう。でも、こうやってToshlが歌ってくれる限りは、私は大丈夫なんだと信じられる。
大丈夫。たとえこの先、悲しみが深くなっても、もがき続けても、貴方が自分の意志と力で戻ってきたように、私もね、頑張るよ。

Carry OnからDear My Friendsまでの3曲のチョイスが素晴らしかった。Toshlファンにはたまらない。XJAPANじゃなくて、Toshlのソロライブを堪能してるんだ! って、体中で感じる。
昔から、Toshlはソロでも良い曲歌ってたんだなあ、って改めて噛み締めた。当時の、悩みや迷いの中にいたToshlに教えてあげたい。貴方は、人の心に届く素晴らしい歌を歌っているんだよ。だから、自分に自信を持ってほしい。お願いだから、そっちには行っちゃだめだ。
あの頃のToshlに、届けばいいのにな。


(続く)


桜井弓月 |Twitter|Facebook


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