月に舞う桜
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| 2015年05月01日(金) |
【4/29】Toshl DINE&CONCERT 2015〜コンサート編�� |
ディナー編はこちら コンサート編�,呂海舛�
小瀧くんのピアノソロが終わると、Toshlが再度登場。お、着替えてる! 白いシャツに、白い蝶ネクタイ、黒ジャケット。
Toshl「小瀧くん、緊張した? 僕はこの英雄ポロネーズって曲が大好きなもんですから、小瀧くんに弾いてって言ったら、弾いてくれました。おかげで着替えができました」
ニコ生のタイムシフトで確認したら、軍隊ではなく「英雄ポロネーズ」でした。 お色直ししたToshlくんの格好を見て、客席から「王子様!」という声がかかる。
Toshl「そうそう。よく、王子様みたいって言われる。決して、これ、腹巻じゃないです」
白いシャツの、ちょうどお腹のあたりのデザインが腹巻みたいに見えないこともない。でも、私は蝶ネクタイの方が気になるよ……。
Toshl「もう一つお知らせがあるんです。みんな、YOSHIKittyって知ってると思うんだけど、僕も作りましたよ」
そう言うと、スタッフが持ってきたボードを受け取って、こちらに見せてくれた。 おお、マイメロディだ! これがね、もう、めっちゃかわいいんですよ! マイメロがサングラスかけて、Toshlみたいな黒上下のステージ衣装着て、背中には天使の羽が付いているのに、頭にはドクロが! んで、せっかくのかわいいマイメロちゃんですが、ボードがA3くらいのサイズなもんで、後ろの方の人は見えないと思われ……
Toshl「本当はもっと大きいボードになるはずだったんだけど、なんか小っちゃくなっちゃって……見えない? ざまー見ろ。Toshlマイメロディです。いま、キティちゃん……『キティちゃん』って、友達じゃないんだけど」
「キティちゃん」という発言に照れるToshl。マイメロ以上にかわいいぞ!
Toshl「キティちゃんよりもマイメロディの方が人気が上回ってるんです。世界ナンバーワン。ということで、僕はYOSHIKIよりも上回りました。幼稚園のときからライバルなので。本当はToshlナントカっていうのにしたかったんだけど……シナモンロールっていうキャラクターがあって、知ってる? あとで調べてね。でも、それはあまりにもゆるくて、サングラスが全然似合わないんだよね。それで、マイメロディになりました。ここに羽が付いてて、キラキラしてるのね」
スタッフが手渡したもう一枚のボードには、後姿のデザインも載っていた。が、やはりボードが小さくて、後ろの人は見えない。 客席のあちこちから「かわいい!」「見えない!」の声が入り混じる。 その中に、「(見えないから、ボードを)回して―!」という声があった。 そうしたら、「回すの?」と言いながら、何とボードを宙に放り投げて回したではないか! 2回ほど放り投げて、挙句の果てに、床に落とす。
いや、違う! そうじゃない! その「回す」じゃないから!
もうね、おそらく客席一同、心の中で総突っ込みですよ。 この日は楽しいトークが盛りだくさんでたくさん笑ったけれど、ここが最高に笑ったポイント。
Toshl「こんなんでいいでしょうか?」
Toshlマイメロディは、現在制作中とのこと。 楽しみだなー。どんなグッズだろう。夏に向けて、うちわとか卓上扇風機とか、欲しいなー。
Toshl「まだ言えないけど、本当は他にもいろいろあるんですよ」 客席「なにー? 言って!」 Toshl「だから、まだ言えないって!」 客席「ソロ?」 Toshl「友達じゃないんだから、やめてくれる? 『ソロ?』とか、話しかけるの、やめてくれる?」
Toshlくん、苦笑。 やめてと言われたけど、ここで私、「X?」と訊いてみた。そしたら、私の投げかけを拾ってくれたのかどうかはタイミング的に微妙だったけど、Xのことを話してくれた! これは、私の質問に答えてくれたのだと思い込むことにする!
Toshl「Xはね、いまレコーディングしてます。ほんとだってば。嘘じゃないんだけど。一回できたんです」 客席「おお!」 Toshl「いや、待って待って。まだ続きがあるから。一回できたんだけど、YOSHIKIが『んー、なんか違わない?』って言って、一回ひっくり返して、もう一回やってます」 客席「あー……」
みんな、納得、と言うか、諦めモード。 こりゃ、当分はアルバム出ないな。
Toshl「アルバム早く出して、とか言われるけど、こうなったらとことんアートを追求して欲しいなって思います。だって、ワールドツアーにアルバム持たないで行く人、いますか? いないんですよ。普通は、ビジネスのこととかいろんなこと考えて、いろんな物作ってから行くんです。それを作っていかないっていうのは、見上げた根性ですよ。だから、YOSHIKI様って言いたくなっちゃう。すごいんですよ。そういうところは、ほんと、アートに対してとことんやり尽くさないと気が済まない。最後は全部ひっくり返しちゃう。なかなか、そういう生き方できる人って、この世の中いないんじゃないかと。ある意味バカって言うか、自分に正直って言うか、純粋って言うか。だから僕は彼のことを本当に尊敬しています」
アートに対して妥協しないYOSHIKIの姿勢を、Toshlが私たちに伝わる言葉ではっきり言ってくれたことが、嬉しかった。そして、そんなYOSHIKIを心から尊敬していることを明言してくれたことも、嬉しかった。
プロならば、ある程度妥協して、期限を守ることも必要だろう。 でも、しかたないのだ。YOSHIKIはYOSHIKIだから。YOSHIKIは、YOSHIKIのやり方でしか生きられない。そんなYOSHIKIを、Toshlも私たちも愛してしまった。
「僕の、ずっと昔の、ソロデビュー曲です」ということで、made in HEAVEN。 この日、私にとってMy Heart Will Go Onの次に、涙を誘う歌だった。 この曲でソロデビューしてからの長い年月を想った。 いろんなこと……苦しいことも、素敵な時間も、壮絶な日々も光差した日も、すべてを受け止めて、やさしく包み込むような声だった。 柔らかい光が溢れる声からは、もう、かなしさも痛々しさも、微塵も感じない。
こういうとき、いつも思い出すのは、2002年のYOSHIKIのシンフォニックコンサートだ。Without Youを少しだけピアノで弾いてくれたあと、「TOSHIが帰ってくるのを、みんなで待ちましょう」とYOSHIKIが言った。 あの時、私は信じることができなかった。ごめんね。ごめんなさい。 いまは、一点の曇りもなく、信じられる。
やさしく、深い声で、感情豊かに、Toshlが歌うmade in HEAVEN。 本当、天国にいるみたいだ。 なんて奇跡的で、なんて幸せに満ちた夜なんだろう。 でも、私はこの夜のことを「人生で一番幸福な夜」とは言わない。だって、これから先、もっともっと素晴らしい日がきっときっと訪れるでしょう? Toshlも、私も、人生最良の日は、これからどんどん更新されていくといいな。
祈りを込めて。
made in HEAVENのあと、プレゼント抽選会があった。 会場入りの前にDVDボックスを買ったとき、お渡し会用の証としてもらったポストカードに番号が振ってあった。その番号で抽選。Toshlが紙袋の中から番号の書いてある紙を引く。 プレゼントは、7/20の赤坂BLITZライブのペアチケット! お一人の方に当たりました。 いいなー、羨ましすぎる! 7/20のライブは1階がオールスタンディングだそうで、肉弾戦はきついなーという人は、2階が指定席とのこと。良かったぁ、指定席を設けてくれてありがたい。
ディナータイムでも使っていた緑のアコギで、群青の夕紅れ。 やさしいのも、しっとりも、ジャジーなのも良いけど、力強いToshlも良い。 何でも、どんな歌でも歌えるんだなー。
次の、ここにいきるでは、「みんなの出番だよ」ということで、途中のドラムソロで行進(というか、その場で足踏み)を求められ、曲の終わりでは敬礼を求められる。 曲が始まるとき、弦楽器の人たちに向かって指揮するToshlくんがかわいかった。 で、いざドラムソロで足踏みになったら、Toshlが「はい、回って!」と言うので、みんなちょっと恥ずかしげにその場でくるりと回る。 敬礼するToshlくんも、またかわいい。
本編ラストの未来をEYEしてるでは、サビの「ラララ〜」をみんなで合唱。 マイクを客席に向けながら、ステージの端から端まで歩いてくれる。 「ラララ〜」を歌いながら、「私、いま絶対いい顔してる」と確信していた。Toshlを見つめながら、笑顔で自分も声出して、いい顔してないはずがないよ。 そんなふうに思える時間をくれて、ありがとう。
短いインターバルを経て、アンコール。 ENDLESS RAINの前だったか、あとだったか、Toshlが静かに語った。
1年前の今頃は、ちょうどいろんなものとの闘い、自分との闘いだった。 (1年前っていうと、本の執筆の最終段階だったかな?) あの頃は、1年後にこんな大きなディナーショーができるとは思っていなかった。こんなふうに歌い続けられるとも、思っていなかった。 本当に、みなさんのおかげです、感謝しています……と。
そして、こう続けてくれた。
「これからもずっと、ついて来てほしい」と。
この日、素晴らしい歌声をたくさん聴けたことも、楽しくてかわいいトークを満喫できたことも、数々のお知らせも、YOSHIKIを尊敬しているって言ってくれたことも、「としくん」のプレゼントも、何もかも嬉しかった。
でも、何より最大級に一番嬉しかったのは、ついて来てほしい、と言ってくれたこと。
ついて行くさ。当たり前だよ。 私たちは、いつまでも、どこへだってついて行くよ。 貴方が1年前には信じられなかったことが、今はこうしてれっきとした現実になっている。それは、他の誰のおかげでもなく、貴方が自分の力で手に入れたものだ。 私たちは、ただ愛して信じて、ついて行くだけだ。
ENDLESS RAINでは、サポートメンバーは誰もおらず、Toshlのピアノ弾き語りだった。 ENDLESS RAINはさ、かなしい気持ちじゃなくて、こうやって温かい気持ちで合唱できるのがいいね。
そして、雨音。 バイオリンのお姉さんだけ登場して、バイオリンと、Toshlのピアノと、切ない歌声。 ラストにこの曲を持ってくるなんて……いや、いいんだけどさ。しんみりしちゃうじゃないか。
コンサートがすべて終わって、Toshlはお辞儀をして、手を振りながらステージを後にした。 でも、この、目が眩むほど素敵すぎる夜はまだまだ終わらない。 余韻に浸りながら、プレミアムな時間を待つ。
プレミアム編へ続く
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