月に舞う桜
前日|目次|翌日
※16日(金)分も更新しています。
久しぶりに産業カウンセリング関係の勉強会へ行ってきた。 今回の講座は、申し込みと受講料支払いの締め切りが先月中旬だった。その頃はまだ本職の業務が本格的に始まっていなかったこともあって、カウンセリングの勉強を精力的に続けていく気満々だったのだ。 決して安くはない受講料をずいぶん前に支払っているというのは、考えようによっては大変ありがたい。今となっては講座へ出掛けるのが面倒で仕方ないのだけれど、「お金払っちゃったんだからもったいない!」と思い、頑張って行けるのだ。どうせなら、お金の力を有効利用しましょうよ!
講座の教室では、偶然となりに座った女性が同じ大学の出身者で、びっくり&ちょっぴり感激した。受講生23人中、同じ大学の卒業生が二人いて、しかも隣同士になるなんて! さすが人数は無駄に多い大学、そこらじゅうに卒業生がはびこっているなぁ。私たちは少しばかりテンションを高くして、学内でしか通用しない言葉を使って話に花を咲かせた。
好きなことを勉強するのはやはり楽しい。けれども、カウンセリングの勉強をするたびに、私には産業カウンセラーは務まらないなぁと感じる。それは、毎日の職場生活でも感じることだ。私は自分のストレスマネジメントで精一杯で、他人のネガティブな感情を笑顔で受け止めることなんてできない。少なくとも今は絶対にできないし、これから先もできるようになるのか分からない。 資格を取った直後は、いつか何かしらの形で産業カウンセラーとしてやっていけたらと思っていた。今の職場に入って、「産業カウンセラーとしてでなくても、学んだことを職場内で活かしていければいいか」という気持ちに変わっていった。そして今は、学んだことを自分の健全な精神生活のために役立てることが先決だと思い始めている。 目的がどんどん狭くなっているけれど、いいのだろうか。 いや、今はきっとこれでいいのだ。そう言い聞かせる。だって、自分のために役立てることもできずに、他人のために何かを成し得るはずがないのだ。 それに、結局は楽しければそれでいいのだとも思う。
|