パパが会社に行かない理由(わけ)

2005年09月04日(日) うつと子育て

我が家には6歳になる元気坊主がいる。クラスに1人はいる、おちょけ者でとにかくよく動き、よくしゃべり、忙しい子である。
パパさんが発症した時、坊は3歳になったばかりだった。2歳位で話せるようになり、3歳にもなると周りの言う事も理解し、その場の雰囲気も理解するようになる。
朝はパジャマのままコタツに倒れこんだまま動かず、夜は眠れず夜中までゴソゴソするパパさんと、生活パターンを教えたい盛りの3歳児。生活がかみあうわけもなく、かなり難航した。
パパさんが休息したい時にも容赦なく「遊んで〜」となり、対応しきれないパパさんは最後は子供と喧嘩になる。大泣きする坊と潰れて倒れるパパさんとの間で随分私も潰れてました(^^;
子供というのは敏感なもので、いくら子供の前で深刻な話しを避けているつもりでも、パパさんの調子が下り坂になると、坊もどこかイライラして怒りっぽくなる。初めての子育てでただでさえ不安になりやすい新米ママとしては、「キレる子供に育ってしまったらどうしよう!!」同年の子供と比べては「うちの子は情緒不安定なんじゃないだろうか」「大きくなって、うつで休むパパをみてパパを尊敬しなくなったらどうしよう・・。登校拒否になったら・・・」と心配はつきなかった。
 そんな時、役にたったのは匿名で相談できる子育て相談メール。自分の不安を一気にはきだすかのごとくメールしても、本当に親身になって私のつらさを受け止めてくれた。何度救われたことかわかりません。
 それから忘れてはいけないのが、お義母さん。私が心配すると、「大丈夫。大丈夫!あんなに健康で、元気いっぱいで、な〜んの心配もないじゃない。上出来!上出来!」と明るく励ましてくれました。このお義母さんが何とも心の広い人で、だからこそここまでこれた・・といっても過言ではありません。
 親戚だろうと、友人だろうと、相談所であろうと、誰か一人でいい。頑張ってる自分を認めてくれ、つらさをそのまま受け止めてくれる人がいる事。それがうつ病パパさんを支えつづける(時には足ひっぱてるかもしれないけど)孤独な作業を唯一支えてくれる事でした。
 今もパパさんの調子が悪い時には、傍から見て坊がトバッチリをくらう時もあります。でも、私自身がパパさんの病気を前向きに捉える事を忘れずに接していけば、坊もパパさんの病気をいつか私と同じように受け止めようとしてくれるのではないだろうか・・・そう願う今日この頃です。


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しゅう

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