今日は良い天気だ。こういうときはどこかに行きたくなる。目がしょぼしょぼする。朝、上のキチガイが足を踏み鳴らした。本当にキチガイだ。昨日はまずまず眠れた。夜一度も目が覚めなかった。少し良くなったのか。リスパが効いたのか。隣の人間は私が音を立てていると思っているらしい。壁を叩いてくる。私はやっぱり引っ越したい。旅に出たい。外泊したい。外泊してから眠れるようになった。頑張れる気がしてきた。目がしょぼしょぼしても大丈夫だ。脳がダメージを受けても大丈夫だ。外泊というのは良いことだ。素晴らしい。あんなキチガイのことなんかどうでも良くなった。自分が眠れればそれでいいのだ。人がどうであろうと関係ない。なんか切なく虚しい。戻れるかどうかもわからない。しんどい。早く職場復帰したい。こんなことではいけない。何かしようという気にならない。昔は何でもやってやろう、どこにでも行ってやろうと思ったが。今こっているのは外泊ごっこ。この部屋で寝なければならないという恐怖心が薄れる。実際被害に遭わないし。それでも字が読めない。話せない聞けないというのがつらい。何も楽しめないまま、貴重な時間が過ぎていく。好きでこんな状態なのではない。体力をつけよう。ウォーキングに行こう。少しよくなってきた。上のキチガイは二人いるか、働いてないかだ。結構変な奴がいる。なんかやっている。床を叩いている。馬鹿じゃないのか。完全にキチガイだ。キチガイなんだから相手にしてはならない。管理事務所に電話しても無駄だ。こっちが悪者になる。 早く職場復帰したい。こんな毎日はおかしい。ちゃんと働こう。うまく行くといいな。クリーニングを早く出さないと。体が動かない。掃除に来てもらったのは正しい。風呂もトイレも洗面所もシンクもきれいになった。脳にダメージを受けたので芸術、学問他知的活動に全く興味がなくなった。趣味もなくなった。女にも興味がなくなった。仕事にも興味なくなった。ヘルパーも来たが興味なかった。 しんどい。目がかすみ、脳がぼけている。こんな土地にしがみついているより、心機一転どこかに行こう。上のキチガイはよくなりませんよ。悪は悪だ。悪いことしかしない。公園に行ってきた。良い天気でよかった。 目がしょぼしょぼする。リスパは良いかもしれない。エビは何も効かない。意識レベルがいつも低い。すぐ眠ってしまう。9時間寝ても昼眠れる。何かおかしい。字が読めない。これで生きていけるのか。働けるのか。こつこつやっていくしかない。酒は絶対飲まない。この間、救急車を呼んでしまった。どうしたらいいだろう。 ババア死んだら良いのに。スーパーの馬鹿ババア。生きているのがしんどい。こんなに辛いのに生きないといけないのか。脳にダメージを受けたのであんなババアにまで馬鹿にされるようになった。脳にダメージを受けてから自分でも自分を粗末に扱うようになった。何しろ何もわからなくなったのだから馬鹿にしていた人間どもと同じことになってしまうからだろう。贅沢なんかする気にもならないし、できない。お金がない。ジジババウォーキングイベントに参加してもあまり楽しくないし、しっくり来ない。自分を大事にしているとはいえない。 外泊は唯一の楽しみだ。泊まることは味気ない。あのビジネスホテルの寂しさ、味気なさ。わざわざ金を払ってあんなところに泊まる奴はいない。でも今の私にとっては、この自宅に泊まらなくて良いというだけで、すごい価値があるのだ。 上のキチガイが帰ってきている。今日も騒ぐんだろうか。私は守られているから心配しないことだ。110や119にかければいいのだ。 同じ町でもホテルに泊まれば旅行に来た感じがする。堺駅前でも天満橋でもそうだ。夕食はどこで何を取ろうかと迷う。これも楽しい。酒が飲めればいいが、飲めなくても十分だ。この部屋で眠らなくて良いということがいかにいいことか。ホテルの部屋がいかに壁が薄く、うるさく、貧相でも、ここよりはましだと思える。キチガイのいるこのマンションよりはましだ。 復帰できるということは仕事ができるということだ。仕事があるということだ。やりたくないことはやらないことだ。あの酔った日のことは幻聴だったのか。そうではない。あのキチガイは私を追い掛け回していたのだ。前にもそんなことがあったのだ。こつこつ床を叩いて人を苦しめたのだ。 外泊は旅行であり、楽しい趣味だ。コンビニで夕食または朝食を買い、ひっそりと食べる。おいしいものだ。壁も天井も薄く、物音が響く。それでもここよりはいい。私はこのマンションが嫌いだ。高すぎる。高度が高いので空気が薄い。環境が悪すぎる。斎場、墓場、犬の施設。刑務所。その他。いくらでもある。どうしてこんな不愉快な施設ばかりなのだ。引越ししたい。公団でなくてもいい。民間でいいじゃないか。 少し気分がよくなった。やっぱりリスパは効くのか。それともお泊りのお蔭か。お泊りは楽しい。旅気分が味わえる。どんな近くでも旅に出たような気がする。
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