* たいよう暦*
日記目次過去日記未来日記


2004年05月02日(日) スキーをかついで山を登る

今日は、シャクナゲ岳(の、となりの山)に登りました。
私は登山靴に「スノーシュー」で。
友人は、スキー靴に「かんじき」をつけて、スキー板をかついで。

「かんじきでスキー板かついで登って、上からすべりおりるんだ〜」
という話は何度も聞いていたけれど、実際に友人がスキー板を背負って山を登っている姿を見るのは、初めてです。

うぷぷぷぷ。
おかしい。どう考えても、おかしい!
すべる為にだけ使うと思っていたスキー板が人の背中にかつがれているのは・・・・!
ただひたすら、山からすべり降りるその一本を楽しみに、二時間近くも登るのです。
そのあなたたちを突き動かしている原動力はなに?!と思わず問いかけたくなるほど、重そうなスキー板をかついで登るその姿は大変そう。
それでも、誰もが根をあげず、どんどん登っていきます。

そして、登頂後昼食をとり、下ることになると。

途端に、きらりん、とみんなの顔が輝きだしました。
どちらかというと、無言だった登りとは違い、みんなうきうき、そわそわ。ざわざわ、わくわく。
しゃべらなくても、わかります。
本当に好きなことをしようとしている時の人の顔は、本当に輝いている。

ざーーーーーーーーっ。

美しいシュプールを描きながら、みんなどんどん降りていきます。
いやいや、すごい。
姿があっという間に消える。
すべりおりる姿が、すばらしく美しい。
そして、きらきらと顔が輝いている。

登るのは二時間。くだるのは、あっという間。
それでも最初から最後まで、すごく楽しそうだったスキー組。
そっか〜。なるほどね〜。
こんなに楽しいから、あんな風にかついで登るんだね〜。

それにしても・・・背中にスキー板をかついで山に登る何人もの人々・・・!
いいものを、みさせていただきました。


たいよう |HomePage