* たいよう暦*
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合掌造りの村落は、背景に雪山をしたがえひっそりとたたずんでいました。 雪の残る田畑と、急な傾斜の「合掌造り」と呼ばれる茅葺(かやぶき)屋根の家々。 わたぼうしをかぶったような、雪のふりつむ白川郷には出会えませんでしたが、屋根の雪が春のひざしにとけだして、きらきらきらきら、ひかって流れおちていました。 きらきら、きらきら。 太陽の光に輝く水のしずくが、とてもとてもきれいでした。
小さな村落は、世界遺産であると同時に、生活の場でもあります。 観光客が写真におさめる為、カメラをかまえるその後ろには、ごく普通に洗濯物がほされていたりします。
生活する人の息づかいが聞こえてくるような生きた場所。 だからこそ、よけいに魅力的に見えるのかもしれません。
山々に囲まれた、時の止まったかのような小さな村落は、とてもいい雰囲気でした。
今度は厳冬に訪れて、屋根に降りつむ雪の白川郷も見てみたいなあ・・・。
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