* たいよう暦*
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2004年03月03日(水) 桃の節句

「節句って、どういうイミ?」

電話の相手がいきなり言いました。

「桃の節句」「端午の節句」がそれぞれお雛祭りや子供の日を指すことは知っていても、言葉そのものの意味なんてわかりません。

「じゃ、次の電話までに調べておいてね!」がちゃん。
電話をきる時に、宿題にされてしまいました。

「節句」は、もともと中国から奈良時代に伝えられた風習だったそうです。
それを日本人の生活のリズムにうまく適合させたことから、日本の季節行事として深く根を降ろました。
 現代に伝わる五節句は、江戸時代に幕府がそれまでの節句をもとに公的な祝日として制定したものだそうです。

1月7日 人日(じんじつ) 七草の節句<
3月3日 上巳(じょうし/じょうみ) 桃の節句・ひなまつり
5月5日 端午(たんご) 菖蒲の節句
7月7日 七夕(たなばた/しちせき) 星祭
9月9日 重陽(ちょうよう) 菊の節句

これらはお正月の七草、3月の上巳(じょうし/じょうみ)の桃、5月の端午(たんご)の菖蒲、7月の七夕の竹、そして9月の重陽(ちょうよう)の菊と、必ず季節の草や木に彩られるのが特徴となっているそうです。

「へえ。江戸時代は公的な祝日だったのに、最近は休みじゃないんだなあ。損した気分!」
宿題を出した相手に、答えを教えるとそう言ってました。
「桃の節句と端午の節句と七夕は知っているけど、七草が節句だったとはなー。それに、菊の節句なんて聞いたことないよ!」
私だって、初めて知りました。
そして、「節句」が「季節の行事」だったことも・・・。

七草に桃に菖蒲に竹に菊。
昔の人は、季節のうつろいにとても敏感で、肌で感じていたのでしょう。
最近のこの世の中は、温暖化のせいか、どこかおかしい。
「らしくない」季節が多すぎる。

それでも、今日は家には桃が飾られ、「季節の行事」に彩りをそえていました。
しばらく出してあげていない、お雛様。
来年は、出してあげよう。


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