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■ 白い橋【フィリリナ】
フィリアとリナのきれいなえろ絵を見たらたぎった。 フィリアって性欲強そうですよね! 付き合ってるかどうかは分からない設定。
とんっ、とんっ、と、浮かれた音を跳ね上げて、隣の小さな頭が同じリズムで弾む。 「なにしてるんですか?」 「落ちたらワニに食べられる、遊び」 横断歩道の白い線を、弾みながら渡っていくリナの隣をフィリアが微笑んで歩いた。 「こうですか?」 少し歩幅を広げ、同じように白い橋を渡る。 「長い脚。むかつく」 ちらりと視線をやって、リナが笑った。 無邪気な悪態には腹など立たない。ただ少し意地悪したくなった。 「ほら、よそ見してたら落ちますよ」 弾みながら歩くリナの隣、いつもより少し早足になっただけのフィリアが言う。 リナは足元に視線を落として、白いラインから落ちかけた踵を持ち上げた。 人ごみの横断歩道で、フィリアがリナにだけ聞こえるようにそっと囁く。 「落ちたら、ワニじゃなくて私が食べますよ」 「……っ」 耳元の誘う声に、踏み出した足が着地点を見誤る。 「あ、」 「あーあ」 悔しそうに足を止めるリナを、フィリアがくすくすと笑いながら通り過ぎる。 「今日はお泊りしてってくださいね」 明滅する青信号と意地悪な顔のフィリアを睨んでから、リナがぐずぐずと後をおった。 踏み外す白いライン。 アマゾンよりも危険な川にかかる橋。 わざとじゃないわ、と言い訳しながら、何度も川に身を投げる。
2006年03月18日(土)
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