まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年11月20日(火) 秋の日もいろいろある…

このところ東京は天気がいい日が
続いているので、ウォーキングしていても、
とても気持ちがいい。

木々もすっかり色づき、秋らしい風景が広がっている。
私は秋が大好きなので、この時期には
少し長めのウォーキングとなる。
そして、秋色に染まった風景の写真を撮ったりする。

今は、こんな感じだ。
ほんとうにすがすがしい。









まっ、中には秋なので
こんな寂しい感じがするものもある。





「なんだか、やっぱり秋だね…」

なんて、しみじみ感じる。
ところで、これはなんですかね?

今日は、そんな秋のウォーキングで
出会ったお話です。



「わぁ、空が青いねぇ…」
なんて、秋の空を眺めながら、
てくてくと歩いていると、
こんな話が聞こえてきた。


「あ〜あ、疲れた、疲れたぁ…
 身体がだるい。だるいよぉ〜だるくて、
 何にもする気にならないんだよね」
「ああ、わかるわかる…
 オレも疲れてるな」

「とにかく、疲れているよ。だるいよぉ。
 体力なくなっているのかなぁ…
 体力をつけるために、走らなくちゃと思うけど、
 走るのはイヤなんだよね。でも、しないと、
 身体が重くなってくるんだよな」
「うん、走るのはイヤだよね…、
 体力使うよな…」



どうやら、
相当疲れているような会話だった。
疲れているんだねぇ…
たいへんだねぇ、なんて思ったのだが、
なんと、 



この話をしていたのは、
大人ではなく、
小学校5〜6年生くらいの
男の子たちだった。







私は、この少年たちの後ろを歩いていたのだが、
あまりの会話に思わず耳をそばだててしまった。



ひぇ〜
今時の小学生は、
疲れているんだね…




などと、思いながら。
どうやら、この疲れている男の子たちは、
サッカーをしているような話し方だった。
(正確には何のスポーツかはわからなかった)

で、彼らが話しているいるのは、
コーチがらしき人が、自分たちの体力も考えず、
毎日、毎日、

「走れ、走れ、それが基本だ」

なんて言っているらしかった。
それに対して、彼らは、


「あのコーチさぁ、走れしか言うこと
 ないのかなぁ、こんなにだるいのによ」
「うん、人に走れって言う前に、
 自分が走ってみろっつぅの」
「ただ走ればいいってもんじゃないよな」



こんな会話をしていた。
なるほど…コーチに不満があるらしい、
そう思って、聞いていたら、
黙っていた一人が、こう言った。

「でもさ、やっぱり走ること、
 基本なんじゃないの」


すると、ぶつくさ言っていた二人も、
黙り込んで、しばらくすると、

「うん、わかってる…」

と、返事をしていた。


私は、なんとなくホッとして、
この子たちから、離れることができた。
心の中で、

「しっかりね…、体力がつけば、
 疲れはなくなるよ、
 大いにまだ若いんだからね、
 これからだよ、人生は…」


なんて、声をかけて。
しかし、今時の子は、
何かと疲れているらしいと、
あらためて思ったのだった。



さて、そんな少年たちと分かれて、
神田川沿いを、のんびりと歩いていて、
橋を渡ろうとしたときだった。

橋の真ん中に、路上生活者の
おじさんが、ぽつんと座っていた。
私は、そのおじさんの後ろを
通り抜けようとしたそのとき、
おじさんは、私に突然声をかけてきた。


私はびっくりして、思わず、
立ち止まった。



この続きは明日書きますね。





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