まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年10月30日(火) 謎の石の、「謎」が解けたぞ!ああ、すっきり

今日も、またまた「その後」のお話である。
今日のその後は、以前何度か書いている、
「謎の石」のその後だ。
(詳細は→「謎の石」

実は、いつもお世話になっている近所の
お寺さんの住職が…なんと、



「おおっ、なるほど…
 そうだったのかっ!
 謎は解けたぞ!」




というような、
ものすごく、すっきりとした答えを
教えてくれたのだ。
しかも、それだけではない。
なんと、なんと、



「私も、これらの石のことを
 疑問に思ったことがあったので、
 以前に調べたので、
 覚えていたんです」




ということで、住職もまた、
謎の石について疑問に思ったことも
わかったのだった。

私は、住職も疑問に思ったことがあると聞き、
なんだか、妙に自信を持った。


ほぅらね、やっぱり
あの石たちは謎だったんだわ…



なんてね。
まっ、別にそんなことで自信を持たなくてもいいのだけど、
なんでも、自信を持つことは大事なので、
こんな自信でも大切にしたい。
ともかく、ひとつ自信を得た。



さて、そんな前置きはさておき、
住職がどんなすっきりを
教えてくれたのかというと…



まずはこの、カエルが1人で遊んでいた、
古いアパートの前にあった「謎の石」だ。






「これは、手水鉢(ちょうずばち)」と
 呼ばれる水鉢の一種だと思います。
 手水鉢は神仏に参拝したり、茶席に入る前に、
 手を洗い口を濯いで心身を清めるという精神的な意味から、
 神社や寺の参道や茶室に向かう庭に置かれたりするものです。
 茶室のないお宅の庭にもかざりとして置かれてることも
 ありますね」




つまり、私は、
石屋さんに教わって、
「天水鉢」(てんすいばち)としたが、
住職は「手水鉢」だと言うのだ。
そして、
さらにこんなことも教えてくれた。




「「天水鉢」というのは、天水桶と同じように、
 文字通り、雨水をためておく鉢ですが、
 同じ鉢でも「手水鉢」とはまったく用途が別で、
 寺社などで屋根の大きさを生かして、雨水を
 防火用や水打ち用に溜めておくためのものです。
 伝統的な寺社建築だと建物正面の両脇に対で
 置いてあります」




つまり、
手水鉢は「清めるもの」
天水鉢は「防火用や水打ち用」
に使われる、というのである。




そして、手水鉢と天水鉢の違いといったら、
彫ってある「深さ」にあるという。
天水鉢の方は、「防火用や水打ち用」に
水をためておくものであるから、
手水鉢より、深いということだった。
そりゃ、そうだ。
浅かったら、役に立たないものね。



なるほどぉ…
なるほどぉ…
おおっ、すっきりしたぁ…
そうだったのか…



そしてまた、さらに
こんな驚くべきことを
教えてくれた。


「手水鉢として、
 石臼を利用することもあるようです」




ひぇ〜〜、
なんと、びっくり!




石臼は、石臼としてだけではなく、
手水鉢として使われることもあるらしいのだ。
だから、もしかしたら、この写真のものは、
石臼かもしれないのだった。
深いね、深いね…



ともかく、なんであるかの謎は解けた。
もちろん、ではなぜ、
この「手水鉢or石臼」が
アパートの前に置かれているかという謎はあるが、
恐らく、以前からあるものがそのままになった、
のではないかということになった。
きっとそうだと思う。



さて、「謎の石」の1つは、これでスッキリしたが、
もうひとつの「謎の石」がある。
この「謎の石」についても、
もちろん、住職は、
すっきりと答えを教えてくれたのだ。
この話の続きは明日書きますね。





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