まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年10月11日(木) 訳ありのこまものゴミたち

今日は、街角で見つけた、「迷惑ゴミ」だ。
何度か、家電製品ゴミを紹介したが、
今日のは、こまものゴミ。
でも、ただのこまものではなくて、
ちょっと困ったちゃんの訳あり、
こまものゴミたちなのですね。



まずは、このゴミだ。

いつものように、てくてくと歩いていると、
歩道にある植栽スペースのヘリに、
こんなものが置かれてあった。






「おやっ、なんだろう?」

と思い、近寄ってみると、
しばってあるゴミだった。
近くにゴミ捨て場などはなく、
変なところに捨てられているね、と思い、
よくみると、紫色の紙が貼られていた。
その紙には、






「分別されていません」


と書いてあった。
「紙ごみばかりって感じだけどな…
 バインダーがあるからかしらね」






そう思って、このゴミをじっと見ていると、
後ろから声がした。



「そのゴミ、
 あなたが捨てたの?」




私はビックリして振り返った。
するとそこに、近所のおばさんらしき人が
立っていた。
不用意にゴミなんて見てると、
時々、こんなことにも遭遇するのだ。
もちろん、私のゴミではないのでこう答えた。


「いいえ、違います。
 ちょっと見ていただけです」

「ああ、そう…それならいいんだけど、
 ホント、困るのよねぇ…
 そのゴミね、うちの前に捨ててあったのよ」



そういうと、おばさんは、
こんな話しを教えてくれた。


「仕方ないので、ゴミ捨て場に持っていったの。
 燃えるゴミの回収日の前の日にね。
 そしたらね、回収の日に、この紫の紙が貼られて、
 持っていってもらえなかったらしいの。
 そしたらね、次の日、また、
 うちの前に捨てられていたのよ。
 何かしらね、誰かしら、
 嫌がらせなのかしらね…まったく」



と、おばさんはプリプリしていた。
どうやら、このしばってあるゴミは、
因縁めいたゴミであるようだ。
どうしても、おばさんの家の前に、
戻ってきてしまう迷惑な「戻りゴミ」らしい…

だから、私がゴミを見ていたら、
おばさんが、声をかけてきたのだ。


「困りましたね…
 といって、分別するのもイヤですしね…」

「そうなのよ。だから…もう、
 そこに置いたのよ、でもやらないと
 駄目かしらね、ホント、イヤだわ」



というわけで、このゴミは、
本当に困ったゴミだということがわかった。
私は、どうすることもできなかったので、
おばさんに

「困りましたね…ご苦労様です」

などと、あいまいなことばをかけて、
おばさんから離れた。
おばさんは、あのゴミ、どうするんだろうなぁ…
と思いながら…




さて、次はこのゴミだ。


「あ、また何か捨てられているぞ」






と思い、大急ぎで近寄ってみると、









なんと、
大量の靴だった。




「ひぇ〜大量の靴だよ。
 今まで、一足捨て靴はよく見かけたけど、
 こんなに大量は始めてみたよ」



やぶれたゴミ袋から、
大量の靴があふれ出していた。
革靴半分、運動靴半分という感じだ。


おとうさんの靴と息子の靴なのか、
全部1人の人の靴なのか…
ぼろっちい靴もあるけど、
まだはけそうな靴もある。
どうやら、
一気にいらなくなったらしい。



10足くらいは入っていそうだった。
引っ越しなら、もっとゴミが大量に出るはずだから、
靴箱の整理でもしたのか…

どちらにしても、
こんな道ばたに、靴を大量に捨てちゃいかんと思う。
もっと丈夫な袋に入れて、
ちゃんとゴミ捨て場に捨てなくちゃ、
と、私は捨てた人を叱った。



てなわけで、今日は、こまものゴミたちの
紹介でしたが、こんなゴミたちをみると、
どんな人が、どんな理由で、
捨てたんだろうなぁ…と聞いてみたくなる。

どんな人たちが捨てたんでしょうねぇ…





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