まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年07月10日(火) おっ、この銅像はただものではないね…

さて、昨日の続きで、今日も銅像の紹介だ。

しかし、今回の銅像は、いままでの銅像とは、
ちょっと感じが違う…銅像だ。

私はこの銅像を見つけたとき、
あまりの自然さというか、
不自然さというか…
そんなことに驚いた。

「ひぇっ、こっこれは、
 ただ者ではないぞ…」


と、思ったのだった。



それが、この銅像だ。






笛を吹いている女性だ。 
柱周りのベンチにすわって、
笛を吹いていて…

さりげない…




まるで、笛の音色が聞こえてくるようだ。
アップにしてみると、こんな感じだ。
凛としている。





しかも、この女性の隣には、
ものすごく満足げなネコさんがちょこんと
座っている…






ほら、
とっても満足している。
幸せそうだ。

(片目はちょっとつぶれ気味だけど)


私は、思わず、ネコさんをなでなでしてみた。
そして、この女性の肩をぽんぽんなんて叩いてみた。
意味はないけど…なんとなく親しみを込めて。


この銅像は、四谷駅の近くのビルの前にある。
しかし、この銅像のことについて説明文もなかったので、
このビルで聞けば何かわかるかもしれないと考えた。

そう思ったので、このビルの中に入り、
受付っぽいところ(正式なものではない)で、
この「笛を吹く女性」について聞いてみることにした。
そこで、この受付の側にいた男性にこう聞いてみた。


「あの〜、前のある笛を吹く女性のことですが…」
「はっ?笛を吹く女性?」
「ええ、このビルの前の柱の前に
 座って笛を吹いている女性の銅像…ですが…」
「えっ…笛を吹いている銅像…ああぁ…
 あ、ちょっとお待ちくださいね」



と、何のことやらわからない様子で、
受付の奥の方に入っていった。
しばらく待っていると、男性が戻ってきて、
こう言った。


「黒川晃彦さんという彫刻家の「春」という
 作品で、このビルのために造られたそうです。
 安らぎをあたえてくれて、特に
 ネコが人気があるそうです」



と、教えてくれた。

「「春」とは、思いもつかなかったね」

私はすっかり題を「笛を吹く女性」
と思っていたが、本当の題は「春」だ。
それにネコさんが人気があるのだ。
それに、名の知れた彫刻家さんの作品らしい。
なるほどね…
だから、ただものではない感じがするのね。

ともかく、ここで、
この女性は、日夜、
笛を吹き続けるのだ。
これからも。

「毎日、ご苦労様」

と声をかけてきた。



後日。


この場所を通ったら、
こんな感じで、となりにおじさんが座っていた。
おじさんは、となりに笛を吹く女性がいるなんて、
気がつきもしてないようだった。






しかし…銅像…
活躍しているね。




意外なところや、思いもかけないところで。
きっと、銅像は、
根強い人気があるのだと思う。

これからも、銅像ウォッチャーとして、
銅像を発見していきたいと思ったのだった。
きっとまだまだあるね、ひっそりと。





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