まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年11月30日(木) 「よかれ」と思って、こんなことしていいのかっ?

さて、昨日からの「怒り爆発!」の話の続きです。


このコーヒー輸入元の担当者から電話を受けたのは、
実は、ウォーキングの最中で、私は、道ばたで
話していたのだった。
道ばたで、大きな声で話すと目立つし、
何だかあやしい…と、ふと冷静になり、
回りを見渡すと、小さな公園があった。

そこで、その公園まで話ながら行き、
ベンチに座って、私は反撃体勢を整えた。


こんな時には、まず、
落ち着かねばならない。



怒りでわなわなすると、私は、
すっきりと言いたいことが出てこなくて、
電話を切ってから、
ちっ、あれも言えばよかった、
しまった、これも言えばよかった、
そうだ、こんなことも言うべきだったなとど、
悔しく思うタイプなので、
ちょっと冷静になろうと自分で戒めた。


そして、深呼吸して…
よっし、反撃体勢完璧である。

そこで、そう、まず、
こう言ったのだ。



「あのね…私…、
 かなり不愉快なんですけど」 


すると、担当者は、
驚いたように、こう言った。



「あ、ただ、私がその店でちゃんと確認したほうが、
 いろいろなことがわかると思ったので…」



まるで、私では、ちゃんと確認出来ないとでも、
いうような口ぶりである。


「いえ、そういう問題じゃないんですっ。
 あなたにいうのも筋違いですが、そもそも、
 こんなふうに電話が来ること自体が不愉快なんです。
 頼んでもいないのに…
 その上、店の名前を教えろと言われたら、
 かなり、不愉快になると思いますが、
 そう思いませんか?」

「はぁ〜、でも私は、店から電話をして説明して
 ほしいと言われただけですので…」
「ともかく、私があなたにお聞きしたいのは、
 1つだけで、本当にメイプルカプチーノは、
 生産中止になるんですね?確かなんですね?」

「えーーと、あの、ちょっとお待ちください」


私は、しばらく待たされた。
返答が聞きたかったので、待った。



「えっと、今、もう一度確認したら、カプチーノ類は、
 うちには輸入されてこないことになっています」
(カプチーノは、メイプルだけでなく種類がある)
「それは、生産中止ということになるのですか?
 入って来ないだけではないのですか?そちらの方に…」
「えーーと、それは…ですからね…
 ただ生産中止と聞いておりまして」

「それは、アメリカの製造元からの情報なんですね?」
「………それでは、もう一度確認して、ご連絡します」
「いえ、もう結構です。連絡してこなくていいです。
 とにかく不愉快だし、
 あなたと話していると、さらに不愉快になるし…」
「はぁ〜、それはどうも…なんとも…」


ガチャ。
(って音は今はしないか)
と私は電話を切った。


この担当者は、私が不愉快になったことに対して、
「すいません」のひと言もなかった。
あくまで自分は、頼まれたから電話をしたという
スタンスでいたいらしかった。
この担当者の立場にしたら、
「頼まれたからした」のかもしれないが、
私にしたら、ただ、ワケもわからず、
ただ、かなり不愉快だった。



さて、私の怒りは、当然、
神楽坂のスーパーマーケットに向く。



そこで、電話をしようとすると、
再び携帯が鳴った。
それは、まさに、
その神楽坂のスーパーマーケットからだった。


私はベンチに座り直し、
怒りを冷静に爆発させることにした。



担当者が話し始めた。
「大変失礼致しました。不愉快な思いをさせたようで、
 申し訳ございません」
「ええ、大変、不愉快な思いをしました。
 私は、輸入元から連絡してくれなんて頼んでないし、
 だいたい、そんなことすること自体おかしくないですか?
 しかも、勝手に電話番号教えて、どういうことですか」

「どうもすいませんでした。お客様が、生産について
 知りたがっていたので、輸入元の方がはっきりと
 わかると思いまして…」
「だからと言って、輸入元から直接、私に電話を
 してくるなんて、変じゃないですかっ」
「よかれと、思ってしてしまったのですが…
 大変失礼いたしました」


「よかれ」と思って、こんなふうに、
直接に輸入元から連絡させることを思いつくなんて、
私には理解できなかった。



しかし、私も大人である。
しかも、相手は「よかれ」と思ったらしい。
相手の「よかれ」と私の「よかれ」は違うらしい。
あまり怒ってばかりいても大人げないと思い、
締めるつもりでこう言った。


「そちらの輸入元では、生産中止らしいですが、
 私が知っている店では、そんな話は聞いてないと
 いうことで、そちらで買いますから、 
 もう結構です。」




私がこう言うと…

なんと、
このスーパーマーケットの担当者、
こう言ったのだ。 




「え、他のところにはあるのですか?
 あの、それはどこですか?もしよければ、
 そちらから、仕入れますが…」 




 ……まいったね……

 こりゃ、ダメだわい 


たぶん、また「よかれ」と思ったのだ。
何の「よかれ」かよくわからないが、
きっと、「よかれ」と思ったのだろう…



どうやら私が本当に言いたいことは
わかってもらえそうにはなかった。

「店くらい自分たちで調べろ!」

と言いたかったが、大人なのでやめた。
言ってもなんだかムダっぽいしね。
だから、冷静にこう言った。
(本人が思うほど冷静ではないと思うが)


「いえ、そちらでコーヒーはもう二度と買わないので、
 仕入れてくれなくて結構です。
 でも、メイプルカプチーノが好きな私にとっては、
 生産中止かそうでないかは、大事なことなので、
 あまり半端にそういうことを扱わないでください。
 ただ、不安になるだけです。
 それと、個人情報をそんなに簡単に扱わないでください。
 これは、問題だと思いますよ。」
「はい、わかりました…失礼致しました。」


ということで、電話を切った。
担当者は、すべて「よかれ」という善意かもしれないが、
私にとっては、全然「よかれ」になっていない。
ただ、不安になるばかりであった。


結局、最後まで、私がいちばん知りたかった、
メイプルカプチーノが生産中止になるかどうか、
謎のままであった。
ここを、ちゃんと調べて答えてほしかったのに…
輸入元に、ちゃんと調べてもらえばよかったのか…
でも、他の店ではちゃんとあると言っているし、
大丈夫だと思う。

こんなふうに、ただ、
不安だけが残ってしまった…



てなわけで、メイプルカプチーノ騒動で、
久しぶりに、怒り爆発!してしまった事件でした。
あ、メイプルカプチーノはとっても美味しいですよ。





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