まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年09月29日(金) 消防車出動…火事なのか?

先日のことである。
いつものウォーキングから、家の近所まで戻ってきて、
さぁ、買い物をして帰ろうと歩いていたら、
突然、サイレンの音がけたたましく鳴り響いて、
こちらに近づいてきた。


なんだ、なんだ?


と思って、
立ち止まり、振り返って見たら、
消防車が2台ほど、すぐ側に止まった。





火事なのか?

こっ、これは、
見とどけねばなるまい。



夕飯の支度もあるが、夕飯の支度より、
今日は、こちらを優先しようと決めた。
こんな時には、
何を置いても駆けつけねばならない。

ここは商店街で、商店街の人たちも、
お客さんたちも、びっくりして、
道路にでてきて、何となく騒然となった。


ちょうど、消防隊員が、防護服を着て、
車から降りてくるところだった。
そこで、私は急いでカメラを取り出し、
消防車の側に近寄っていった。
もちろん、邪魔にならないようにね。


すると、間もなく、またサイレンがして、
今度はパトカーやら、警察官が駆けつけてきた。
その上、もう一台の消防車までやってきた。






火事だな…


どこなんだろう…



商店街の人も心配そうにきょろきょろと
辺りを見渡している。
もちろん、私も、目をこらして辺りを見てみた。
しかし、煙らしいものは全く見えないし、
ニオイもしない。


変だな。
本当にこの辺か?



そう思っていたら、今度は、消防隊員が、
何班かに別れて、何本かの細い道に入っていった。
どうやら、場所の確定が出来てないらしい。

そして、さらにしばらくすると、
その別れた消防隊員達が集まってきた。
そして、なにやら話あっている。


ふぅーむ、何だろう。
まちがったか?場所を?
これは、聞いてみる必要があるな、
もちろん、「まちがったんですか?」
などとは聞けないが…
はっきりと、この騒ぎについて、
聞いてみる権利はある…
などと、勝手に権利を決めて、
消防隊員に聞いてみることにした。



しかし、隊員の作業の邪魔をしてはいけない。
私は、隊員の様子をじっと観察して、話をして
くれそうな余裕のありそうな隊員を探した。
すると、今、まさに指示待ちをしてそうな
隊員達を見つけた。
「この隊員だな、聞くのは…」





そう目星を付けて、
出来るだけ邪魔にならないように近づき、
ちょっと心配そうな顔をして、
消防隊員に声をかけた。


「あの〜、火事ですか?」
「あっ、いや…、この辺りで、ビルから煙が
 出ているという通報があったんです。それで、
 今場所の特定をしているのですが、どうも、
 それらしきビルが見つからなくて…」
「あっ、そうなんですか…通報ですか。
 この辺りなんですか?」
「いや、それが…この辺りなはずだということで…」



というわけで、通報があったが、
場所の特定が出来てないらしい。

そんな話をしていると、
消防車から、放送が流れた。


「さきほど、この商店街付近のビルから
 煙が出ていると通報があり、現在捜査中です。
 ご迷惑をおかけしておりますが、今しばらくの間、
 ご不便おかけいたします。
 なお、ビルの煙が見えるという方は、消防署まで
 再度連絡お願いいたします」



ということだった。
どうやらこの辺りのビルらしい。
商店街の人たちも、私も上を見たり、
ビルの方を見て、煙を探し始めたが、
それらしきものは見えない。



私は、再度、消防隊員に聞いた。
「いたずらですかね?」
「いやぁ、それもまだわからなくて…、
 でも、そういうこともあるんです、時々」
「ああ、そうなんですか、ご苦労様です」

と言って私は、消防隊員から離れた。
商店街の人たちは、
「きっと、いたずらだね…」
などと、言い始めていた。
私も、いたずらだなと思い始めていた。


すると、


消防車の無線から、今度は、
「○○町、一丁目、○○町、一丁目」
と言っているのが聞こえた。
場所の指定なのか?
この辺りは、一丁目ではない。
一丁目は、もっと先である。



すると、消防隊員達が、
ものすごい勢いで集まってきて、
消防車に乗り込んだ。
そして、またけたたましいサイレンを
鳴らして、一丁目の方に降りていった。
パトカーもサイレンを鳴らして、
一緒についていった。


うーむ、場所が違ったのか?
一丁目なのか?



どうしようか、一緒に行ってみようかと
思ったけど、やめることにした。
本当に一丁目かどうかわからないしね。

ともかく、商店街はいきなり、静かになり、
遠くでサイレンの音が鳴り響いていた。

私は買い物をして家に戻った。
その後、サイレンの音も聞こえなくなったし、
家の窓からみても、火事らしきものは見えなかったので、
いたずらだったと思った。


で、次の日、気になって、
近所の消防署に電話で確認してみたら、
少なくても、煙が出ているビルは
発見されなかったと言うことだった。
私はまた聞いた。

「いたずらだったんですかね?」
「そうかもしれませんね、この頃多いんです。
 でも、放火も多いし、一応出動しないと
 わからないんですよ」
「子どもでしょうか?」
「いえ、今回は違うようです」



通報があったら、一応出動しないといけない、
それは確かにそうだ。
ご苦労さまなことである。
こうして市民の生活を守ってくれているのだ。
ありがたい。

しかし、どんな人が、いたずら通報なんて
するんだろう…許せんな。
私は、独りで憤慨した。
単なる欲求不満や自己満足から、
こんないたずらをしては、いかんと強く思った。






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