2007年08月03日(金) |
「霧」「ジャンプボーイズ」「私たちが恋に落ちる前に」@「マレーシア映画新潮」 |
今日は8月1日に一気に3本見た感想を書きます。
「霧」 目的は、何宇恆(ホー・ユーハン)監督。 実は監督には作品よりも外見(雰囲気)で惚れちゃったからね。 作品も良いんだけど。 この映画、フィルムで撮っていないし、編集処理や現場の音そのまま生かしたりしているので、ドキュメンタリー的な感じをうけますが、それも演出戦略なのでしょうか。 リアリティさが増して、現実感にあふれていて、しかも「なんだなんだ」と思ってるうちに次のシーンへ行きますから、見てる方はなんか気が抜けませんでした。 「太陽雨(Rain Dogs)」とこれまた違った色合いの作品です。 ピートさんがハスラー役で出演してました、見れて嬉しかったです。
「ジャンプボーイズ」 特にこう物語に新しさとか個性が感じられる作品ではないけど、青春ロードムービー@マレーの少年たちの姿を楽しむには良いかもしれません。 主役のマレー系の子が華仔に、その恋のライバルはJayに似ているなあ〜、でも私は断然リーダーの先輩格の子が良いなあとか思ったりもして。 肩の荷がおりる様な初々しが、良いです。
「私たちが恋に落ちる前に」 もう、李添興(ジェームス・リー)監督にはやられましたなあ。 最後まで「どうなるんだ、この展開」で、グイグイ持って行かれました。 しかもこの映画のピートさんって、エッチで好きだわ〜(爆)。 歯の磨き方シーンとかも楽しい。 結局の所、恋に落ちる前から落ちてしばしの蜜月の頃が一番楽しいし、その一番良い時期だけを堪能して彼女はまた次の恋へと渡り歩いていくのかしら。 不倫とか愛人とか結婚とか、彼女には関係ないのね、ある意味羨ましいわ(笑)。 そんな彼女との思惑とは反対に翻弄される男二人の滑稽さ。 この映画の展開を思うと、李監督の「美しい洗濯機」はどんな展開になっているんだろうか、興味津々、見たい!
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