2006年11月19日(日) |
東京フィルメックス映画祭「黒社會(エレクション)」 |
金曜日に開幕した東京フィルメックス映画祭、私は今日、杜[王其]峰(ジョニー・トー)監督の「黒社會(エレクション)」を見てきました。
映画の前に、李克勤&星馳迷であるI小姐とランチ。 I小姐とは某SNSで知り合って、一度はお会いしたかった方でした。 そして今日が初対面、だけどとってもステキな方でお話していてすごく楽しかったです! 次回は何かご一緒したいです、よろしくお願いします〜。
そして、映画、こちらはジョニー・トー監督迷の友人と一緒でした。 トー監督のアクションモノを形容するのに、よくスタイリッシュと言う言葉を使いますが、今回もその色合い。 暴力シーンで海外では退場者が出たなどの記事がありましたが、そんなにひどくはなかったな〜、ってもう完璧香港映画慣れしちゃってるせいかな私(爆)。
その中で「二人の家輝」が非常にキラリな演技力だったと思います。 まず、一人目の「家輝」は梁家輝(レオン・カーファイ)、今年の金像奨で最佳男主角を受賞したのが全くもってうなずけました。 エキセントリックな切れっぷりキャラなので大雑把な演技に流れやすいのですが、彼はなかなかその中に見え隠れする「小心ぶり」を細かに演じている気がしました。 このキャラ設定はエレクション・選挙を表現するのにとても良い効果、任達華(サイモン・ヤム)が沈着冷静型で対照的キャラになってるので、見ていて黒と白のどちらが選ばれるかより明確になってたと思います。 ああでも、ヤムヤム、こういう手合いが一番怖いです、ラスト、泣きそうでした私。
そして、もう一人の「家輝」は張家輝(ニック・チョン)。 実は数年前、私はニック迷だったのですよ〜(笑)。 可笑しくも可愛いくもちょっと不器用な感じのする彼が大好きでした。 彼はCDも2枚だしてますが、はい、その2枚とも持ってます(笑)。 それくらい好きだったてことなんです。 最近はちょっと心離れてしまいましたが、今回のこの映画でまた迷心復活でしょうか(爆)。 彼はいろんな役をこなせる幅広い俳優でもありますが、この映画は衝撃的でした。 だって、れんげをガリガリって、しかもこれでもかってくらい結構悲惨なありさま。 でも怖いくらいクールに演じていて、なんだか今までのニックとひと味違いました。 一緒に行った友人が「一皮むけたよね」と言っていたので、なるほどと頷いてしまいました。 ちょっと再び、俳優ニックから目が離せなくなった、私です。
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