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| 2009年05月27日(水) ■ |
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| チビ死亡による刑法的アプローチ（１） |
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５月２６日 享年？才 我が家に来て８ヶ月（合掌）
そろそろ裁判員制度が始まるので、ペット（ウナギ）死亡を真摯に受け止め、裁判員として考えてみた（笑）
なお実際の刑法では、ウナギは自然人ではないため物(最大器物損壊まで）として扱われるが、本件では強引に自然人と解釈する
[当事者]
被告人
Ｘ１ ウナギ捕獲者及び飼い主
Ｘ２ Ｘ１の妻
Ｘ３ ウナギ（大ちゃん）
被害者Ω＼ζﾟ)チーン
Ｙ１ ウナギ(チビ）
[事実の概要]
平成２０年８月某河川にて、Ｘ１によりＸ３とＹ１が捕獲された｜｜o｜ (｜￣｜￣｜) ｜o｜｜
捕獲されたＹ１当時体長約３０ｃｍとＸ３当時体長約４５センチ
Ｘ１いわく捕獲目的は、太らしてから食用 (￣〜￣；) Ｘ１の娘（当時１０歳）の夏休み観察日記｜・`ｪ・)のため
Ｘ３とＹ１は横４０センチ縦２５センチ高さ３０センチの
水槽（以下水槽という）にて飼育されていた
捕獲時に「餌」として購入されたドジョウも一緒に水槽にて飼育されていた
水槽底には金魚用の黒い石とサンゴが約４ｃｍ敷き詰められていた
濾過ボーイ１機
と隠れ用？
塩ビ管
１本が投入されていた
Ｘ３とＹ１の餌は
サシアミ
Ｘ１が毎朝１回水槽上部両横の
穴より、
公平にサシアミ５匹ずつを投下し、Ｘ３、Ｙ１が各自５匹を食べれるようにしていた
その餌をドジョウが一つほどイの一番に食べる。
この場合、Ｘ３とＹ１の餌の量は公平にならない（笑）
捕獲時より平成２１年５月頃までは、Ｘ３Ｙ１は特に争う様子もなく平穏に暮らしていたが、毎朝１回の食事タイムにＹ１の方が早くサンゴから出てきて、推定８サシアミ〜１０サシアミを食べるようになった
その頃から、サンゴ内にいたＸ３が、今までほとんど居住しなかった塩ビ管に陣取るようになり（先にサシアミを食われんように迎撃体制？）、頻繁にＹ１に噛みつくようになった
その証拠にチビが居るときは、大ちゃんが攻撃を仕掛け暴れまわるため、水槽は水を頻繁に変えても濁っていた(￣∩￣）
ところが、チビが昇天してから、水を替えていないのに水槽写真の通りいつも澄んでいる（爆）
平成２１年５月２２日２１：３０頃、Ｙ１が弱っており、体の表面にウナギらしい黒い模様（上半分）も８割程度無くなったため、白点病？の疑いにより、Ｘ１がＹ１を
ミニ水槽へ隔離した
Ｘ１がＹ１をミニ水槽にて隔離し、
Ｘ１の隔離及び献身的な治療により、Ｙ１は若干元気を取り戻したように見受けられたが、平成２１年５月２５日０７：３０頃再度弱りだした
Ｘ１がＹ１をよく観察したところ、体に赤い出血の様なものがあること、体表粘膜のヌメリが随所に剥離しているのを発見した
同日０８：００頃Ｘ１は仕事で外出するため、Ｘ２に治療の方法を調べるように指示し、出勤したところ、同日０８：２０分頃Ｙ１の容態が急変し死亡した
Ｘ２の自白調書によると、Ｘ１が出勤後、Ｘ２がインターネットで治療法を検索し、Ｙ１の治療として、
１ 塩分濃度を上げる方法
２ 水温を上げる方法
を発見し
Ｘ２は、Ｙ１がさらに弱り、このままでは早急に死亡すると考え、Ｘ１の許可を得ず上記１，２の治療を施したが、治療の甲斐なくＹ１は同日０８：２０頃死亡するに至った
司法解剖の結果、Ｙ１の死因は急激な水温上昇（３５度のお湯を投入）による石川五右衛門死（別名釜茹）と判明
さてさて、Ｘ１、Ｘ２、Ｘ３はどんな罪になるんでしょうね？
参照条文
（殺ウナギ罪）
第百九十九条 ウナギを殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。
（傷害罪）
第二百四条 ウナギの身体を傷害した者又はウナギは、十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
（傷害致死罪）
第二百五条 ウナギの身体を傷害し、よってウナギを死亡させた者は、三年以上の有期懲役に処する。
（過失致死罪）
第二百十条 過失によりウナギを死亡させた者は、五十万円以下の罰金に処する
（緊急避難）
第三十七条 ウナギの生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない。ただし、その程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。
皆さんも裁判員になったと考え、一緒に考えてみましょう♪
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