言の葉孝

2007年11月26日(月) 定まりたい


 苦しい。
 非常に苦しい。

 僕にはやることが二つある。
一つは新規案件、もう一つが上司の案件を引き継ぎである。

 新規案件はやることは分かっているし、自分で考えて完結できるから「それだけやっていろ」と言われればそれはそれで楽だ。
 辛いのが後者である。もともと上司の案件であるから、上司が何を考えてそれを提案したのかがわからない。聞かなくてはならないのだが、聞いても結局自分で考えることになったり、答えの得られないままうやむやになってしまうのである。
 困ったことに、本当に案件を僕に任せる気があるのかどうかすらあやしい。新規案件でちょっと目を離すと、「やらないから進めたぞ」とばかりに話を先に勧めてしまっているのである。

 原因は自分にあるのはわかっている。
 僕は、質問をする時「欲しい答え」が胸の中にある。
また、相談をする時「やってほしいこと」が心の中にある。

 たぶん、それが上司に何となく伝わってしまうのだろう。口には決して出せないが上司は僕と同じくらいのひねくれ者だったりするので、まず望むとおりの答えをよこしたり、行動をおこしたりすることはない。

 今、とにかく苦しいことは「やるべきこと」が自分でマネージメントできないからだ。
 目の前に「やるべきこと」があれば、片づけていくのに腕まくりをしてやっつけることもできる。
しかし、現状は「やるべきこと」は自分で考えるだけではそろわないので、望んだ答えが返ってこない上司に聞かなくてはならないからだ。

 僕の今望むことは定まること。
 「これをやれば良い」という事柄が揃うことだ。

 無理な望みなんだってことは分かってる。


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