言の葉孝

2007年07月17日(火) 漫画の購買基準

 真夏のように真梅雨という言葉があるのは先週のことをさすのだろう。太陽はほとんど見えず、いつ雨が降るともわからない状態で傘が手放せない非常に厄介な天候だった。とくに背広を着るようになったこの頃は雨は一番気をつけなければならないことのひとつだ。

 ところで、今週は3連休ということもあり一度は更新しようと思っていたのだが、思うように書き進めることができず、今週の更新は結局見送ることになった。せっかく少し常連が増えたようなので、隔週更新を続けていこうと思っていたのだが、どうも最近たくさん漫画を読む傾向にあるのがよくない。

 妹は漫画を読むのが大きな趣味のひとつで、僕とは違ってたくさん友達を持っているので、たくさんの漫画を買ってくるし借りてくる。その代わりに妹も貸し出している(しかも僕の漫画も勝手に貸し出すのは困ったものだが)。
 「花ざかりの君たちへ」「フルーツバスケット」「彼氏彼女の事情」「世界で一番大嫌い」「Wジュリエット」などの少女漫画をはじめ、少年漫画も借りてくる。「るろうに剣心」「SAMURAI DEEPER KYO」、最近で一番うれしかったのが「BLEACH」(まだ9巻までしか読んでいないので早く続きを借りてきてくれないかと心待ちにしている)だった。先週末の金曜日は「LOVE」というテニス漫画をつい全巻読破している。

 そうやって妹に釣られて大量に漫画を読んでいるせいか、最近はよむ漫画がないと落ち着かなくなってしまったほどだ。
 そこで、図書館に行って会社の行き帰りの電車で読む本を調達するついでに、その近くにある古本屋にいって何か買ってくることにした。

 そこで迷ったのが「BLEACH」を買うか否かである。あの面白さは買ってじっくり読む価値はある。
 しかし、人気があり、一冊300円の「BLEACH」はそれでも手が出しづらい。しかもどうせ妹が借りてくるので一度は読める。それよりかは10冊で全巻そろっている「武装錬金」のほうがまだマシではないだろうか。
 しかし、「BLEACH」や「武装錬金」は確かに面白い。しかしそれだけである。一応、お金に余裕はあるのだから思い切って買ってしまってもいいくらいなのだが、それでも手が出しにくいというのは、自分の中の購買基準に達しない何かがあるからではないのだろうか。


 僕は、買う漫画はわりと厳選する。ポイントが高いのは得られる知識の多い作品だ。「ギャラリーフェイク」「美味しんぼ」などはその典型だろう。「海猿」や「め組の大吾」など、職業系の作品も割合好んでいる。
 それと、言葉遣いのいい作品。台詞回しやテーマで深いものを扱っている作品は役立つ知識がなくても買いだ。「いいひと。」や「鋼の錬金術師」「MONSTER」などがそれにあたる。
 これに加えて絵が好みに合っていればかなり高い確率で買う。

 漫画でも日本の漫画はただの娯楽ではない作品も多い。己の哲学を出し切るものもあれば、この世の現状を訴えるようなものもある。漫画知識とはいえども、「ドラえもん」から始まってかれこれ20年近く読み続けてきた漫画から得られた知識は半端でなく多い。
 今のところ予定はないが、将来子供を持ったら漫画はどんどん読ませてもいいと思う。ただし、内容は多少選ぶが。

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