会社の研修も終盤に入り、先々週から開発実習に入っている。
内容は、とある化粧品通販メーカーの受注システムを構築する、と言うものだ。 受注担当者から客から受けた注文を書き込むフォームをつくり、そのデータをデータベースに反映させる。また、商品在庫を管理している倉庫センターでそのデータを受け取り、商品を集めるための「ピッキングリスト」、また箱詰めした荷物を配送するための「納品書」「受領書」を自動作成、印刷するシステムを作る。
言語はJavaが基本である。サーバーにアクセスして、検索結果を表示できるようにしたりする作業は意外に面白い。例えば今日、更新したことを知らせるために利用した「カオスパラダイス」。あれも、サーバーにアクセスしてデータを引き出してくる形をとっているが、昔はそんなものだろうと思って使っていたが、今なら同じようなものを作るプログラムに検討はつく。 (ただし件のサイトはcgi利用であり、JavaサーブレットとJSPを利用してシステムを構築している僕たちのシステムとは根本的に違うのだが)
今は製作に許された時間は月曜日のみ、という切羽詰まったところまできているが、ここにきて「中身のデザインやエラー処理の仕方に統一性がない」「フォルダの位置にばらつきがあり各々の作ったプログラムをつなげるのにリンク先をいちいち変更しなければならない」などの問題があり、それらを修正していくのに非常に面倒な作業が発生していく。 「もっとこういうことをきっちり決めて作っておけば良かった」、というのがここ三日の口癖だ。きっと現場ではプログラマーに指示がおりる頃にはそういったことは全て仕様書に書かれているのだろう。
「実行に移す前に何を決めておくべきなのか」、それが「ノウハウ」の大部分を占める要素なのかもしれない。
もっとも何もかも初めての状況での仮想プロジェクトだ。 こういった後悔をさせて何が大事だったのかを教えるための実習だったのかもしれないが。
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