言の葉孝

2006年12月27日(水) 好きならば広めよ


 結局住所も印刷で済ませ、コメントを一言ずつ書いて今日でいよいよ年賀状作成を終えるつもりだったのだが、土壇場で年賀状の数が足りなくなった。両親が僕の分として置いておいてくれたのが20枚。
 ところが、メールなどを中心に住所を集めたらその数を超えてしまった。会社とバイト先に送る分を合わせて24枚、あと4枚足りない。

 まあ、意外と教えてくれる人が多かったという点については喜ぶべき点だ。とりあえず明日追加の分を買って印刷すればOK。今日みたいにことあるごとに休憩を挟み、『エースをねらえ!』を読んでサボったりしなければ1時間ですべて終わるだろう。

 ……だが、モモサポのほうで関係団体にむけた年賀状も出しておきたいところだし……、どうやら年賀状作成作業から開放されるのはもう少し先のようである。


 先ほど触れた『エースをねらえ!』だが、11月から12月にかけてバスケットボールを取材した今、読んでみると、改めてこの漫画の特殊さが理解できる。
 他のスポーツ漫画が基本的に己を磨き、ライバルやチームメイト、友人など周囲の者たちとの交流をする様子を描く漫画がほとんどであるのにたいし、この漫画の主題のひとつに「日本におけるテニス振興」があることだ。
 主人公の岡ひろみがテニスに打ち込む傍ら、周囲の人物たちは休耕地などん提供を募り、コートを作る。子供たちにテニスを教え、世界のトッププロなどを読んで大会を開き、高いレベルのテニスを見せることによってあとに続くものたちを引っ張っていこうとする。
 そもそも全員が岡ひろみの後押しに尽力するのも日本人から世界トップレベルのプレイヤーを出し、日本人たちが目指す目標とするため、すなわちどこまでも自分たちだけでとどまらず、日本テニス界そのもののための活動だったのである。

 バスケットボールの取材の際、NBA解説者の島本和彦氏に取材したことは先に触れたとおりだが、雑誌を売るためでもあるとはいえ、島本さんもバスケットボールが好きであるがゆえに、子供たち相手にバスケットボールを教えたり、さまざまなイベントを開いたりして、バスケットボール界の活性化を促す努力をしている人物だ。

 本当にそのスポーツが好きであれば、そのスポーツが回りに広がり浸透していくように努力をするものなのだ、ということをよく説いている漫画だと自分は思った。





web拍手レス(だからといって、無理強いや押し付けはいけないですよ?)

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