読書記録

2022年12月09日(金) 70歳が老化の分かれ道 / 和田 秀樹


 若さを持続する人
一気に衰える人の違い


現在の70代の日本人は、かつての70代とはまったく違う。格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最期の活動期」となった。

長年 老人医療に携わっていた人の経験からのことば。

仕事でもいいし、趣味でもボランティア活動でも家に閉じこもらずに外に出て、人と交わること。
引退なんてとんでもない。

生活習慣病の予防のための健康診断も意味がない。
健診の結果、血圧や血糖が高いからとすぐに薬を処方され、「元気のない年寄り」が出来上がる。
心臓ドッグと脳ドッグだけでいい。
もし がんが見つかっても70代なら手術の必要はない。
手術や抗がん剤で生活の質を落とすよりは、がんと共生して、穏やかな老後にした方がいい。
がんには進行するタイプと進行しないものがあるので、がんです、はい手術ですというのは違う。

私は長生きしたいなんて思ったこともないけれど、この本を読んで自分の考えがそんなに的を外れていないこともわかった。

こんな先生が主治医だったらと思う。












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