2018年01月29日(月) |
台所のラジオ/吉田 篤弘 |
20ページの短編が12。
私は編み物が好きだけれど少し前、ツイッターで 「あなたは編み物しながら何かしてますか?」というつぶやきがあった。 私は何もしないで少し編んでは休み、少し編んでは細切れの家事をし、なのだが音楽やラジオを聴きながら編んでいるというのがあった。
そもそも ラジオってどれくらいの人が聴いているのだろう、そしてそのラジオは何処に置いているのだろう。
この本では全部が台所でラジオを聴いていて、1行で終わる物語もあれば女性アナウンサーの静かな語り口で物語が進行していくというのもあった。
読みやすい物語ばかりだが、懐かしいほのぼのとしたものもあれば、ちょっとファンタジーな物語も。 そして タイトルに台所の、となっているから食べ物も物語の中心になってる。 豪華な食べ物は登場しない、でもみんなほのぼのとしていて 「あ〜ぁ 美味しかった」 という読後感。
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