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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2006年10月21日(土) 山あらしのジレンマ

ある冬の日、寒さに凍えた一組の山あらしが、お互いの体を温ようと、それぞれの体を近づけた。しかし近付けば近付く程、自分たちのトゲが刺さって痛く互いを傷つけるが、逆に離れても寒い・・・。
そうこうして、近付いたり離れたりを繰り返しているうちに、山あらしはお互いを傷つけず、痛くも無く温かい、適度な距離を見つける事が出来た。

上記の話に例えられるように、人との関係においても、近付き過ぎれば互いを傷つけ、離れ過ぎれば心の寒さ、寂しさを感じる状況がございます。
分かりやすい例えとして男女の仲において、相手との距離が近付き過ぎる事によって、わがままや欲を押し付けたり、自分勝手な行動によって相手を傷つけてしまう。逆に二人の心の距離が遠い場合には、遠慮がちでお互いを理解する事が出来ない、寂しい関係となってしまいます。

これは男女関係に限らず、家族、知人、友人など、全ての人間関係において言える事であり、親しい関係ほど自我によってお互いを傷つけてしまう傾向がございます。

常々、私は皆様に対して「ご自身の人生における目標を・・・」とお伝え致しますが、その背景には、恋愛に限らず誰かに依存してしまう程に近付き、相手を傷つけるだけではなく、自分も傷ついて苦しくなってしまわないように、という想いも含んでおります。

相手を愛するが故に、近付きたい想いが募って行きますが、近付き過ぎた中で思い通りに行かなければ、いつしか愛は憎しみへと変わり、山あらしのトゲのように、互いを傷つけあってしまいます。
上記のような状況はなるべく避け、傷つかなくてもよい事で傷ついてしまわないよう、人との付き合いを良い加減で保つ事をご理解頂ければ幸いです。



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