茶畑
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2006年08月07日(月) 移ろい

旦那との夏休みが消えた私は、とりあえず今日一日休みを取った。免許の更新に行かなくてはならなかったのでちょうどよかった。一日でも休むと気分がぜんぜん違う。

土曜日には地元の花火を見た。そうなのだ、今は夏真っ盛りなのだ。恋で悩み、苦しみ、あがいてきたので、季節が変わっても心のどこかでは実感が持てないでいた。仕事に追われて月日のたつのが早かったことも、理由の一つではあるのだが。

でも、今日、久しぶりに真夏の太陽の下を歩きながら、時が流れていることをじんわりと感じた。

彼とは7月末、もう一人の女友達と3人で飲みに行き、午前3時過ぎまでカラオケをしてしまった。あくまで友達同士の盛り上がり。彼に会うのは5ヶ月ぶりだったが、メールを頻繁にやりとりしていたせいか、前回(2月)に会ったときのような「この人だったっけ?」という戸惑いはなかった。

その飲み会が終わり、しばらくはメールも無くなるだろう、それでいい、と思っていたのだが、彼からは相変わらずメールが届く。このままつながりが薄れてしまうのを寂しいと思ってくれているのだろうか。

恋心を打ち明けはしなくても、正直に伝えることができればいいのだが。私にとって彼はとても大切な存在で、これからもずっとつながりを持っていたい、できれば定期的に会って話ができる仲でいたい、と。贅沢な望みなのだろうか。

山岳会を辞めた私は、他の友達と時々はメールをやりとりするものの、頻度は低い。一日に一通もメールがないことが珍しくないのだ。そんな中、彼からのメールがしょっちゅう届いてしまうと、彼に執着する気持ちが強くなりそうで怖い。いずれ彼は他の人と幸せになるのだ。そのとき、現実に直面して苦しむことになってしまう。

彼がもし私のことを好きになってくれたとしたら、うれしそうに旦那の話をする私を見て辛い思いをしていることだろう。なのに彼の恋の話からは逃げようとするなんて、本当に自分勝手だ。

3人で飲んでいるとき、彼が真剣な顔で「僕にはすがるものがない」と言っていた。だからやっぱり距離を取るべきなのだ。私にはやさしい旦那がいて、十分幸せだ。彼にもそうなってもらわなくてはならない。

まだまだ悩みは尽きないけれど、彼への恋心を何とかしなければと思ってから1年以上が経ち、やはり落ち着いてきてはいる。仕事が手につかない、眠れないなどの辛い状態は、続いても2〜3日だ。まだまだ重症かもしれないが、以前と比べれば落ち着くのが早くなっている。何より、旦那への愛情が揺らぐことがないのが大きい。

それでも、彼からのメールに返信してしまう私。いいのかなぁと思いつつも、彼のほうも私とどうにかなろうという気持ちはないのだろうし、今はメールが頻繁だけれど、徐々に減ってゆくだろうから、変に構えたりせずに日々を過ごしていけばいいのかもしれないと思ったりもする。つながりが完全に切れることはないだろう。切れてしまっても、それはそれで仕方がない。

まだ、胸の痛みは消えないけれど。


茶葉 |MAILHomePage