茶畑
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2005年12月16日(金) 厳冬

年内は淡々と、寒さに耐えながら…と思っていたのに、どうやら今年は最後まで激動の年らしい。

今日、派遣会社の営業さんから、今の契約期間で終了となる旨を告げられた。昨日電話があり、なんとなくあまり良い知らせではないような感じで「お話があります」と言われた。ひょっとして正社員の話なのだろうかと期待もしたが、やはり悪い方の予感が当たってしまった。

理由は「人事の計画により、新しい人が入社することになった」とのこと。私には何の問題もないと言っているらしいが、そんなものは建前にしか聞こえない。

以前、面接をしたと部長が話しているのが聞こえてきたので、何となく怪しいとは思っていた。が、この12月からの契約も更新されたので急な話ではないのだろうかと思っていた。

つまらないしスキルアップにもならないので辞めようかと思っていた矢先で、ちょうど良いと言えば良いのだが、契約更新になってすぐ、満了までまだ2ヶ月半もあるというのに終了の話をされたのは思っていたよりずっと堪えた。社員を新たに採用するから辞めてくれというのは、お前じゃ役に立たないと言われているようなものだ。折悪しく今日は忘年会だったのだが、とても出る気になれず、仕事も手につかないので午後から早退して帰ってきた。

部長と折り合いが悪いのはもう半年以上前から。恐らく私が最低限の会話しかせずに黙々と仕事をしていたのが「愛想がない、可愛げがない」と思われたのだろう。派遣社員が無駄口を叩かずに仕事をして何が悪いのか。話す必要がないから話さないんだよ。いつも大声で勤務時間中に雑談しているあんたの方が余程迷惑だ。以前の日記にも書いたが、「エアコンを入れると寒いと言われる」だの何だのとくだらない言いがかり(寒いと言ったのは前任者であって、私は一度も言ったことがない)をつけられ、その後しばらくは聞こえよがしに仕事とは全く関係ない嫌みを言われた。最近はなくなっていたけれど、そういうことがあってからはこちらも部長が嫌になっていたので、そういう空気は伝わっていたに違いないのだ。

私がマニュアル制作についてどのような意識を持っていて、どのくらい貢献しているかは、その方面に疎い部長には伝わっていないだろう。それに、社員であっても女性はアシスタントという考えが根強い、古い体質の会社なので、女ではあまり期待されなくなってしまうのだ。だから会社には未練はない。チームの人たちはみんないい人なので、それはちょっと残念だけれど。でも、みんな部長が私の悪口を言っているときに庇ってくれたりはしなかったのだろう。作り笑顔で調子を合わせていたのだろう。ふん。

ただ、6月以降、仕事に打ち込めない精神状態が続いていた。モチベーションが下がっているのは恐らく周りの人たちにも伝わっていただろう。だから仕方がないのかもしれない。

しかし、言いたいことがあれば面と向かって言えばいいのだ。私で気まずいのなら、派遣会社の担当にでも。「問題ない」を繰り返しておいて、突然終了されるのは本当にショックだ。

ともかくこれで強制的に仕事の環境が変わることになった。もっと仕事に打ち込んで余計なことを考えないようにしたいと思っていたのだから、ちょうどいいと思うことにする。

派遣社員というのはやっぱり嫌だ。一方的に「こんどの契約で終わりです」とされても何も言えないのだから。そういうこともありうるのはわかっていたことだが、「お前はもう要らない」という扱いを受けるのは非常に辛い。ちきしょう。正社員に戻ってやる。絶対に。

もう少し元気になったら、真剣に仕事探しを始めよう。


茶葉 |MAILHomePage