茶畑
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2005年09月05日(月) 嵐の前後

6月前半から私は嵐だった。病気と言ってもいいかもしれない。前回書いた日はまさにその中に突入したばかりだった。8月下旬からようやく落ち着いてきたように思っていたが、そうではないことを最近また感じている。

恋だ。

今までにないほど激しい気持ちだった。激しすぎてどうしていいかわからなかった。6月から7月にかけては、その相手も私に対して強い想いを持っていたことはほぼ間違いなかった。

最初は楽しかったけれど、気持ちが強くなりすぎて辛くなってきた。どうにもならない、未来のない恋なのだから、気持ちを抑えないといけない。周りにもバレバレで、なんとかしようと一部の人たちが動いているのがわかり、余計に辛く感じるようになった。

人の道に反するようなことは何もしていない。お互いの気持ちすら言葉にしたことはない。何か起こっていればもっと辛い思いをすることになるだろう。だからこのまま終わった方がいいのだ。何もなく、友達のままで。

そして恐らく相手は、ある程度時間が過ぎて気持ちが冷めているだろうと思う。冷めていた方がいいのだ。正直言って辛いことだけれど。

同じようなことを何度も何度も考え、疲れ切ってしまった。

8月前半に仕事を紹介された。大手メーカー内部でのマニュアルライターの仕事だ。

今の会社はつまらない。テクニカルライティングとは言えない、アシスタント的作業の連続。思い上がった言い方だが、私のようにテクニカルライターとしてそこそこの経験を積んできた人間がやるようなことではない。このままでは将来が不安だ。

だから仕事の紹介の話はありがたかった。新しい仕事ができるのはもちろん、環境が変われば気分も変わる、病も治まってくれると思うのだ。

だが、紹介を受けたにもかかわらず、今のところ進展がないというメールが来た。一度辞める気になってしまったので、今の会社や仕事には本当に魅力を感じなくなってしまっている。自分勝手なのだが。

なんとかしたい。なんとかして落ち着きたい。

仕事の可能性を考えたとき、30歳になってしまった自分はもう若くないのだと感じた。中身はそれほど変わっていないつもりなのに。

一体、5月から何をやっていたんだろう。最初は翻訳の勉強を頑張る予定だったのだ。それが、気がつけば遊びである山の方に一生懸命になっていた。その結果として恋に落ち、辛い思いをし、一時期は体調を崩し、無気力になっている。馬鹿みたいだ。もちろん楽しいことはたくさんあったし、秋は秋で山に行く予定なのだが。


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