茶畑
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2004年11月04日(木) フラストレーション

11月に入って、結局失業保険の受給期間が過ぎてしまった。自己都合だから3ヶ月の待機期間があるためだ。今から申請に行ったところで間に合わない。途方もなく馬鹿なことをしたのだ。申請に行くのが面倒くさいという理由で、結構な額のお金を水に流してしまったのだ。ただ面倒くさいというだけで。

ならばとっとと働けば良いのだが、時期的にいい求人が少ない。マニュアル制作会社の求人を見ると、載っているのは前の会社ばかり。相変わらずむやみやたらと人を募集している。内情は大して変わっていないのだろう。

他のマニュアル会社の求人もちらほら見るが、どうも「これ!」というのがない。以前一社だけあったのだが、そこは採用が決まったらしく、しばらく募集がないようだ。応募しておけば良かったのだろうか。しかし残業休出の連続の日々を考えるとちょっと気乗りがしなかったのも事実だった。

派遣のライターの仕事を受けたいのだが、以前も書いたように場所が遠くて無理なのだ。実家の近くに引っ越すことが確定すればとっとと働き始めるのに。そのうちあの仕事もなくなってしまうかもしれない。そうしたらどうすれば良いのだろう。

昨日、初めて一戸建てを見に行った。実家の近くを拠点に、3000万円台で駅から徒歩圏内の物件を5件ほど案内してもらった。やはり駅の近くでお手ごろ価格の物件というのは何かしら問題があるものだ。どこで妥協するかなのだが。

新築の物件を見ると、昔からこういう家に憧れてた、住みたいなぁと思う。でも子供を作らなかった場合、夫婦だけで4LDKの家が果たして必要なのだろうか、と思ってしまうのだ。

旦那は結局のところ、自分の思い通りにことを進めようとする。昨日、家を見に行った帰りに実家に寄って話をしてきたのだが、両親は資金面で何とか協力してくれようとする代わりに、思っていることを言う。彼にとってそれは煩わしいようなのだ。気持ちはわからなくもないのだが。実家からの帰りにグチグチ言われた。

あげく、帰ってきてから今の部屋の周辺の相場を見る。実家の周辺よりは安いので、できればこっちで買いたいと考えているようだ。しかも今住んでいるところよりもっと不便なところを。それは確かに現実的な選択肢なのだが。

しかし、私の仕事はどうなるのだろうか。旦那は自分の通勤事情しか考慮していない。

メーカーの採用試験を受けていたとき、今の部屋の更新が迫っていたので、採用試験の結果を待ちたい、と旦那に言ったことがある。大手メーカーの社員になれば余程のことがない限り転職はしないつもりでいた。だからその会社に通勤しやすい場所に引っ越したかったのだ。そしてその会社の所在地は実家からそれほど遠くはなかった。だから両者の間のような地点を選べば良いではないかと考えていた。

でも旦那は、「その会社に合わせる必要はない」と言い切った。仕事でなく、うちの親のことを一番に考えなければならないだろう、と。考えてないなんてひとことも言っていないのに頭から決めつけたのだ。

前にも書いたが、旦那の頭の中では、結婚したら家を建て、子供を育てるという、理想的と言えば理想的な、保守的と言えば保守的な考えが根強い。だから私の仕事の事情を重視したがらないようなのだ。

私は派遣の仕事を今すぐにでも受けたい。何度も書いているがメーカー内でテクニカルライターとして働けるチャンスはそう多くはない。派遣とは言え長期が前提の仕事だ。一生勤めるわけではないにしても、それなりの期間、キャリアアップすることができる。ライティングのスキルをのばして、別の会社に移るも良し、フリーになるも良し、それはその時に考えるにしても、次への見通しが広がるという点で非常に魅力的な仕事なのだ。平日は実家から通勤し、土日だけ帰るという生活をしてでも、その仕事に就きたい。実家の周辺で家を探すことが確定していればしばらくの間はそういう生活をしたっていいじゃないか。

でも、旦那にそんな話をしてもいい顔をされないのはわかっている。家より仕事の方が大事なのか、と口にこそ出さないが、そう考えているからだ。

家を買う話をするときも、当然ながら子供を産んで育てるということが前提に話が進められる。どうしてもそれに違和感を感じるのだ。決めつけられるのが嫌なのだ。子供でなく、仕事のことも相談しながら家を決めたいのだ。

長々と書いているけど、何が言いたいのか自分でもわからなくなってきた。

とにかく早く仕事がしたい。でも何でもいいという訳じゃない。あの派遣の仕事がしたいのだ。わかってもらえないのだろうか。

気分が落ち込んでいる。風邪を引いてだるいのもあるが。


茶葉 |MAILHomePage