ヒロの夢日記

2020年04月18日(土) 鑑賞魚とハンドバッグ

私は30代だった。妻と二人で知らぬ町をデートしていた。
あちこち見て廻った後、私達は見知らぬ商店街に入った。商店街の出口が上り坂になっていた。坂の上から二人の子供達がソリに乗って滑り落ちて来た。私達はソリにぶつかりそうになったので、右に避けたが小物店の軒先に出ている鑑賞魚の生け簀に蹴躓いてしまった。生け簀は少しズレて水と魚が溢れてしまった。子供達は私達に気付いて左に避けた。店主のおばさんが「あらら!魚が三匹も死んでしまったわ。あんた達弁償しなさい。三千円だからね」と詰め寄った。私は「あの子供達が悪いんです。私達が居なかったら子供達が生け簀にぶつかっていた筈です。監視カメラに残っている筈だから確認して下さいよ!」と反論した。「この監視カメラはライブ監視用だから記録には残ってないよ」とおばさん。「仕方ありません。それでは商品を三千円分買います。それで良いでしょ?」と私。妻と私は小物店の商品をあれこれ物色した。革製のブックカバーを手に取る妻。「これなんか可愛くない?」「幾らだい?」「えっ!六千円もする」「革製品は材料費が高いからね」諦める妻。「このバッグ可愛い!」飴色の花柄のハンドバッグを手にする妻。「それにしなよ。○○ちゃんに似合う」と私。「あらっ!これも六千円するわ」と妻。「気に入ったなら俺が払うから気にするな」何故か気の大きくなった私は言った。さてお会計...。私の財布には小銭しか入っていなかった。焦る私。気まずそうな妻。私は財布から有るだけの小銭を出した。五百円玉六枚と百円玉九枚しか無い。赤っ恥をかいた私を憐れんだおばさんが「ええい!大マケだっ!それで良いよ」とハンドバッグをラッピングしてくれた。「また寄りますので」ペコペコ頭を下げながら店を出た私達。外の空気が冷え込んでいた。


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