銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2006年07月14日(金) help me

自分の人生について積極的に肯定できる人は、この世の中において一体どのくらいの割合でいるのだろう。

それが多数派なのか少数派なのかどっちなのだろう。

ともかくも、一つだけ間違いないのは、僕がそうではないというこだ。

僕の人生は、振り返ってみると山ほど後悔の種が出てくる。要するに失敗作の人生だ。

どこで間違ったかと言えば、それは生まれてきたのが間違いでしたとしか言いようがない。

僕には人間として生きていくための能力に欠けるところが多すぎる。

例えばコミュニケーション能力、例えば理解力、例えば判断力、例えばやる気。僕は普通の人が成長過程で自然に身につけていくそれらのものをついに獲得できなかった。

今の僕はただの抜け殻。中身の伴わない空虚な張子。目的と目標を見失った哀れな長距離ランナー。

そうやって自分を卑下したところで、どうしようもないことは分かっている。でも言わずにはいられない。

人生は酷だ。たとえそうであっても走り続けなくてはならないのだから。

走って走って走って、恥を撒き散らしながら走って、汚泥にまみれながら走って、心臓が止まるまで走り続ける。

ゴールはない。あるのは過程だけ。観客はいない。孤独な戦い。

誰か僕を殺してはくれまいか。

それは所詮、甘えなのだけれど。


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士郎 [MAIL] [HOMEPAGE]

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