この土日は愛知県の実家に帰って過ごした。
両親には自分の今置かれている状況を、病状のことも含めて詳しく話した。
両親は「そんなことなら帰っておいでよ」と言ってくれた。
僕が「会社は辞めるかもしれない」と言うと、「他にも仕事はあるんだから」と言うあたたかい言葉が返ってきた。
僕には帰るところがある、そう思うと少し気が楽になった。
両親は僕のことを気遣ってくれて、日曜には花見に連れて行ってくれた。
花見をする気持ちにはなれなくとも、その心遣いがうれしかった。
両親と話をしているとき、僕は何度も泣いた。
両親も僕が泣くとは思っていなかったろう。
僕は全てを吐き出していた。
両親には、実家に帰ってくるかもしれないことを告げた。
いつでも帰って来いと言ってくれた。
僕も、そうするつもりだ。
もし僕が帰ってくることになった場合の、今住んでいるアパートの荷物の扱いまで詰めて話し合った。
僕は本当にいつでも実家に帰ってこられるのだ。
いつでも、ゼロからやり直せるのだ。
実家に本当のことを話せてよかった。
これからは、少し気楽に毎日過ごせるかもしれない。
自分には、帰る場所があるんだと思うことで。
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